江戸中期

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岡山藩の北辺を守った国老

神聖ローマ帝国では、国境防衛の任務に当たった諸侯に「辺境伯」という官職が与えられた。ブランデンブルク辺境伯領が有名で、支配者ホーエンツォレルン家はやがてドイツ皇帝となり、辺境伯領の一部であったベルリンは辺境どころか、ヨーロッパの中心の一つに...
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弥治郎の洞窟と忠犬シロ

公開処刑という言葉を最近の若い人がよく使う。恥をかくとか立場をなくすというニュアンスだが、かつては本当に、公衆の面前で公権力が命を奪っていた。一罰百戒、見せしめのためである。美作最大の山中一揆では51名が処刑され、うち首謀者とされた2名は磔...
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杉の巨木に掛けられた梯子

保守政党自民党内が総裁選で盛り上がっている。世の中、保守主義者を自認する人ばかりではないはずだが、けっこう国民的な関心も高い。そこで提示したいのは「保守とは何か」という問いである。マスメディアが自民党保守派の主張として採り上げるのは「皇位の...
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高級小豆「大納言」の由来

岡山の路面電車に「中納言(ちゅうなごん)」という停留場がある。ホームがあるわけでなく路上に色付けされた枠があるだけのスリリングな電停だが、乗客も車も慣れたもので、お互いにきちんと安全に配慮している。中納言という地名は、江戸期にこのあたりにあ...
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名門土岐氏が領した棚田

土岐氏は美濃源氏の名族だったが、頼芸(よりのり)の代に没落する様子が大河『麒麟がくる』で描かれていた。演じたのは尾美としのりさん。人のいい文化人だったから悲劇的な最期を迎えることなく、子孫は旗本として続いたという。一族には近世大名となる者も...
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よみがえった三日月藩陣屋

「春雨じゃ、濡れてまいろう」傘を差し掛ける舞妓に月形半平太が言う。半平太は播州三日月出身で…と聞いたら、そうかなと勘違いするくらいに時代劇に似つかわしい名称の「三日月藩」。かっこいいのは藩名だけではない。この堂々とした建物を見よ。訪れたのは...
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播美国境で考えたこと

播美国境をいかに越えるか。今も主要ルートは二手に分かれている。一つは太平記の故事で有名な杉坂峠で、中国自動車道が通過する。もう一つは江戸時代になって開かれたという万能乢で、国道179号とJR姫新線が通過する。二つの峠の違いを簡単に説明すると...
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ここが思案の福渡

越すに越されぬ大井川、と謡われた大井川の渡し。すぐ近くの場所を現在、東海道本線が通過している。交通の要衝は今も昔も変わらぬということだろう。ここを通らざるを得ない地形上の理由があるのだ。地方の街道とて同じこと。本日は備前岡山と作州津山を結ん...
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歴史は繰り返すという件

アメリカではオバマ大統領の誕生、我が国では民主党への政権交代と、2009年はリベラルな民主主義が確立し、ついに「歴史の終わり」がやってきた、と思ったものだ。全体主義的な独裁政治でも、一部の者だけが幅を利かす寡頭政治でもなく、熟議によって最適...
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洋学者のご先祖さま

「げんぽくん」というどんぐり眼の津山市公式キャラクターがいる。洋学ファンならお気付きであろうが、津山藩出身で語学力を生かし幕末の対外交渉に参画した蘭学者、箕作阮甫(みつくりげんぽ)である。このブログでも「近代を告げた手紙を訳す」で紹介したこ...