大正

蝋の火のあかりに見たる

なんでもないような場所が映画のロケ地となったりアニメで描かれたりすると聖地化してファンが訪れるようになる。そうりゃそうだろう。これまで何度も紹介してきた腰掛石は地学的には普通の石だが、貴人が腰掛けることで貴重なものとなる。特別感が醸成され、...
戦国

明禅寺崩れの舞台

織田信長にとっての桶狭間の戦い、毛利元就にとっての吉田郡山城の戦い、北条氏にとっての河越夜戦。寡兵でありながら大軍を打ち破り、その後の勢力拡大を決定付けた合戦である。岡山市が大河ドラマ化を狙う宇喜多氏にも、同様な寡兵戦がある。舞台となった城...
古墳

上道平野のマンパワー

冬場は古墳造りの季節である。そりゃそうだろう。大がかりな土木工事は農繁期にはできない。やはり手が空いて熱中症リスクの低い冬場がいい。ピラミッド建造に従事した労働者にビールとパンが支給されたそうだから、古墳造りにも何らかの対価が支給されたので...
戦後

観音滝への道で考えたこと

対馬観音寺で盗まれた「観音菩薩坐像」が、韓国大法院の英断で昨年約13年ぶりに変換された。14世紀の高麗仏で、倭寇によって日本に持ち込まれた可能性があるという。しかし確かな証拠はないし、そもそも観音寺は、占有期間の20年どころか数百年の長きに...
戦国

正木大膳とはどこの武将か

東征する日本武尊が三浦半島から房総半島に渡ろうとした時、海が荒れて船が進まなくなった。夫が困るのを見かねた妻の弟橘媛は、海に身を投じて海神の怒りを鎮めたという。尊は無事に海を渡り、媛の形見も海を渡ったようだ。『古事記』中巻景行天皇段より故(...
古墳

操山古墳群を代表する古墳二選

明治時代、大正時代など近代の時代区分は元号が使われるが、飛鳥時代から江戸時代までの長い期間は政治の中心地で時代を分けている。それ以前の更に長い期間は、旧石器、縄文土器、弥生土器、古墳と遺物、遺跡によって名付けられている。このうち史跡散策の中...
大正

大師駅からゴロゴロ大師へ

JR竜野駅は今でこそ「たつの市」に位置するが、平成の大合併前は揖保川町という別の自治体にあった。市の中心部にあるのは本当の竜野駅、本竜野駅である。JR東岡山駅はかつて西大寺駅という名称だったが、会陽で有名な西大寺地区からはずいぶん離れていた...
平安

神さまの里・四御神

あちこち探訪していると難読地名に出合うことがよくある。このブログでは、深日、周匝、羽衣石、呰部が登場した。難読になったのには理由があり、そこには歴史がある。地名を訪ね、地名にゆかりに深い場所を訪れよう。地域のアイデンティティに触れる旅である...
江戸中期

江戸時代の食料安全保障

米価格高騰にホルムズ海峡危機、パンデミック…と世の中何が起きるか分からない。いざという時に備える備蓄は国家安全保障の要の一つである。米は100万トン、石油は輸入量の90日分、抗ウイルス薬は4500万人分を確保しているという。江戸時代はどうだ...
戦後

飛龍、飛龍と滝は鳴る

ひりゅ~ひりゅ~とのどが鳴る♪というCMが、ブラウン管テレビから流れていた。以来、飛竜と聞けば生ラーメンと反応するくらい刷り込まれている。今も定番商品からえびめしやとかベトコンラーメンとのコラボ商品まで意欲的に展開し、岡山で不動の人気を誇っ...