戦国

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三重堀切の断面を見よう!

「扇の的」は『平家物語』屈指の名場面である。決定的瞬間を高輝度画面でスローモーション再生するような映像美が感じられる。巻第十一「那須与一」を読んでみよう。与一鏑(かぶら)を取(っ)て番(つが)ひ、よ(っ)引いてひやうと放つ。小兵(こひやう)...
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大きな堀切に守られた小さな砦

歴史地理学を繙けば、歴史的事象が「交通」に大きく制約されていることが分かる。今のドローンのように自由自在に攻撃できるわけではない。関ヶ原なり川中島なり、決戦場所に選ばれたのは理由がある。岡山県のうち備中地域の交通は、現代の国道180号とか高...
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主郭と土塁と堀切と

「酷道」や「険道」と呼ばれる国道や県道がある。このブログでも「1.5mの険道をゆく」で岡山県道455号小山桑上線をレポートした。普段は広い道ばかり快走しているから、道が狭くなると二進も三進もいかなくなったらと不安で仕方ない。しかし考えてみれ...
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岩山古城跡アリ城主不知

岡山県道268号白尾塩生(しろおしおなす)線は全線走破できない道として知られている。鷲羽山スカイラインや瀬戸中央自動車道の柳田(やないだ)トンネルと交差するように見えて、つながっていない。上り下りともに行き止まりになっているのだ。話題にした...
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築城したのは三村氏か庄氏か

いろいろな場面で争奪戦が行われている。スポーツでもそうだし、人材やポストでもそうだ。勝ち抜くためには攻めの姿勢が欠かせない。努力を惜しんではならない。漫然と胡坐をかいているうちに、欲しかったものはすべて持って行かれるだろう。自分の周りを回っ...
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戦国時代に戻っている

アメリカのイラン攻撃くらい迷惑なものはない。降って湧いた石油危機により国民生活が脅かされており、このままでは間違いなく存立危機事態になるだろう。ロシアのウクライナ侵攻と同レベルなのに、アメリカを制裁しようという声が出ないのが不思議なくらいだ...
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鎮西八郎為朝の居城?

1日の平均アクセス数が210を突破しました。これも御覧いただきました皆様のおかげと感謝するとともに、今後も有益な記事が書けるよう精進してまいります。何卒宜しくお願い致します。「鎮西八郎為朝御宿」と書かれた護符を玄関先に掲げておくと、疱瘡除け...
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備中東部に睨みを利かせた山城

備中に福山という標高300m超の山があり、美しい山容を遠くからでも視認できる。山上の城跡については以前の記事「名を重んずる者をこそ人とは申せ」でレポートした。ここで合戦が行われたのは、北側に位置する山陽道の通過を阻止するためであった。その福...
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吉備の中心地だった?山城

時は寿永三年二月十八日、一ノ谷の戦いによって源氏による畿内掌握が確実となった頃である。この日の『吾妻鏡』は次のように記録している。元暦元年二月十八日条より(※寿永三年はこの年元暦に改元)十八日、丁丑、武衛被発御使於京都、是洛陽警固以下事所被...
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大堀切で守られた要衝の城

山城探訪の最大の魅力は堀切にある。尾根筋を進撃する敵は、突然断ち切られる道に勢いを止めざるを得ない。山城攻防の最前線となるのが堀切なのである。ただし今、数百年の歳月を経て、堀切は築造当時の峻険さを失っていることが多い。しかし、備中猿掛城では...