gyokuzan

江戸前期

背負われた殿様が休んだ岩

増田長盛といえば豊臣政権五奉行の一人、関ヶ原で西軍についたものの命だけは許されたが、その後の大坂の陣で子の盛次が大坂方についたため自刃させられた。いっぽう本日の主人公、伊東長実は大坂の陣で大坂方についていたものの、許されて領地まで与えられた...
戦国

麓に大川巻き無双の要害也

本ブログ開設以来の総記事数が2000本を達成しました。これもひとえに皆様のおかげと感謝し、これからの精進を誓います。今後とも何卒よろしくお願いいたします。「その昔、うちには城があった。」と言う人がいた。城主だったのーっ!?と驚いたことを思い...
古墳

墓域として利用された400年

うちの近くの田んぼでは、冬によく「わらぐろ」を見かけたものだ。わらを乾燥貯蔵するための三角帽子のわら積みである。雨にびしょ濡れになって乾燥できるのかと思ったら、雨水は中に染み込まないのだそうだ。わらは藁だが、ぐろとはなにか。アーカイブスを調...
平安

山から下ろされた小町の墓

考えてみれば小野小町ほど魅力的な人物はいない。その魅力は『古今和歌集』仮名序における人物評(紀貫之)で言い尽くされているといって過言ではなかろう。小野小町はいにしへの衣通姫(そとほりひめ)の流なり。あはれなるやうにて強からず、いはゞよき女の...
源平

面影うかぶ月ぞ悲しき

瀬戸大橋は遠きにありて思ふもの、近きに寄りて眺むるもの、渡るものにはあるまじや。開通してしばらくは往復1万円かかり、渡るのにはかなりの覚悟を要した。海上に橋を架けるという人類の偉業は橋の上を走るよりも、たもとから見上げるほうがよく分かると、...
飛鳥

百済の王子が棲んだ古代山城

古代山城の鬼ノ城が家の近くから見えた時には感動した。なにせ20kmも離れており、もやか霞で見えないこともよくある。遠くまでくっきりと見える爽やかな日には、西方の山々の緑の中に、ほんの少々山肌を確認できる。これが鬼ノ城だ。総社市奥坂に「鬼ノ城...
戦国

児島のジャック・スパロウ

海賊といえば「ルフィ」だし「ジャック・スパロウ」ということになろうが、カリブ海には実際に「黒髭」という海賊がいた。髑髏と×にした2本の骨をデザインした海賊旗も本当にあったというから、アニメや映画の世界も絵空事ではない。海に囲まれた我が国にも...
戦国

制海権を掌握した海城

今年4月、台湾の蔡英文総統とアメリカのマッカーシー下院議長が会談すると、中国は台湾周辺で軍事演習を行って台湾に圧力をかけた。制海権、制空権に加えて制情報権を奪取する能力を検証したのだという。おたくは袋の鼠ですよ、と台湾に言いたいのだろう。西...
戦国

備前児島内高畠色立(いろだち)

高松城水攻めと本能寺の変は戦国史のクライマックスであり、秀吉の天下獲りはここから始まった。官兵衛は「ご運が開けましたな」と言ったが、中国大返しや毛利追撃阻止の背景には、運が開けるように周到な準備があった。それは制海権の掌握である。玉野市上山...
明治

お殿様の客殿の移転事情

本ブログ開設以来の総アクセス数が85万を突破しました。これもひとえに皆様のおかげと感謝し、今後とも精進を重ねてまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。文化財の所有者が移転することはよくある。岡山県が購入した「赤韋威鎧」は6億円。もとは新...