gyokuzan

江戸中期

城代がリユースした岩

石油や金属に並んで、石材も貴重な資源である。石は鉄のように鋳潰してリサイクルできないから、その形状を生かして上手く再利用する。このブログでも、古墳時代の石棺の転用を紹介したことがある。今日紹介するのは、塔の心柱を支えていた岩を、手水鉢(ちょ...
古墳

笑顔からこぼれる白い歯

日本史上有名なイケメンといえば誰だろう?土方歳三だろうか。松平容保だろうか。容保は京都守護職として宮中に参内すると、女官がそわそわしたと伝えられるくらいだから、確かにそうだったのだろう。今日はイケメンというのも畏れ多いが、天皇の紹介である。...
戦前戦中

アヴァンギャルドな一行詩

国語の授業で「せきをしてもひとり」(尾崎放哉)を習った時の衝撃は大きかった。こんな短い文学があったのか。その後しばらく、 ナントカしても一人、と言いたい放題のパロディがクラスでブームになった。堺市堺区櫛屋町西1丁のザビエル公園に「安西冬衛(...
戦前戦中

南蛮船の行き交へば

南蛮は元来、差別語である。「蛮」の一字に、相手を蔑む意が凝縮されている。差別的な意味合いの対極に、「チキン南蛮」がある。私はこれが大好きで、宮崎で飲んだ時には、極上のつまみとなった。その美味さは、チキンというよりも手作りのタルタルソースにあ...
戦国

ザビエルと商人ネットワーク

日本の子どもたちに最も知られている外国人の一人がザビエルである。1549年に来日したので「いごよく伝わるキリスト教」と憶える。どこかの小学校で18782+18782=37564の語呂合わせが大きな問題となったが、キリスト教伝来の年は記憶に値...
戦後

路面電車は消えない

撮り鉄、乗り鉄など鉄道ファンにはさまざまな種類があるようだが、路面電車のファンというコアな一群がいるようだ。彼らのことを「面鉄」と仮称しておこう。線路は線路、道路は道路と区別されているのが普通だ。電車は高架だったり地下だったり、歩行者や自動...
室町

これまたずいぶんの忠節にあらずや

二人の天皇が対立する異常事態を収束した南北朝の合一は、明徳三年(1392)のことである。これを成し遂げることで足利義満の権力基盤は確固たるものとなり、金閣に象徴されるような室町幕府の最盛期を迎える。私はそのように理解していた。ところが調べて...
平安

待てば海路の日和あり

これまで「腰掛石」は何度も紹介してきたが、今回のものほどよく出来たものはない。ふつうは高さがいい感じの座りやすい石である。しかも石だけである。ところが今回のはどうだ。紙垂(しで)に囲まれて清浄な空間、結界が作られている。しかも座布団が用意さ...
飛鳥

歴史の動力源、天然痘

予防接種で思い出すのは「鉄砲注射」である。インフルエンザ予防の集団接種だったと思う。子どもたちにとって恐怖の的だった。逆に歓迎された(ことはないがホッとした)のは「はんこ注射」だった。なぜか痛くない。こちらは結核予防のBCGらしい。インフル...
大正

青年貴族に祝福された合併

平成の大合併からしばらくになる。市町村の数はずいぶんと減った。減った数は1500くらいだそうだ。私の住む自治体も周辺の4町を編入した。合併が推進されている時にはメリットが強調され、夢のような将来像が描かれていたが、本当にそうなったのか。冷静...