gyokuzan

戦前戦中

飲酒年齢を25歳に!

酒の嗜みが分かるには、ある程度に歳を重ねる必要がある。若いうちは酔って訳が分からなくなることに面白さを感じるが、この歳になると酔うことで頭脳が明晰にさえなってくる。酒には覚醒作用があるらしい。だが、酒には中毒性があるのも事実で、依存症とまで...
戦後

かつて高砂線があった

「廃鉄」という趣味の一分野がある。鉄道ファン廃線派をいう。芸術重視の「撮り鉄」は美を追求し、技術重視の「車両鉄」はメカニズムに詳しく、本来の目的に忠実な「乗り鉄」は経常利益アップに貢献している。「廃鉄」は鉄道会社に直接利益をもたらしているわ...
平安

伊保の湊に千鳥鳴くなり

「千鳥」の話をするが、お笑いコンビではない。私も「千鳥足」なら体験的によく知っているが、そんな話でもない。千鳥の鳴き声が物悲しく聞こえる歌を、鑑賞しようというのである。高砂市伊保東1丁目に「大江嘉言(おおえのよしとき)歌碑」がある。昭和59...
平安

渚(なぎさ)、それは地域の誇り

生まれてこの方、水道水育ちで、井戸水を汲んだことがない。もっとも干拓地暮らしだから、どの家にも井戸がない。井戸でスイカを冷やしたとか、井戸の幽霊に肝を冷やしたとか、井戸のある生活をしたことがない。しかし、「紀行歴史遊学」では井戸を数多く紹介...
奈良

こよりが結ばれた巨石

巨石を目の前にすると圧倒される気分になるが、それは神を崇拝する心に似ている。なぜ、この巨石がここにあるのか。科学的には風化かもしれないし崩落かもしれない。そんな偶然を私たちは奇跡と呼んで崇めるのである。島根県邑智郡邑南町岩屋に「志都(しづ)...
南北朝

「天下墓」に眠るのは

足利将軍家で天寿を全うした人物は幾人いるのだろうか。殺害や夭折など尋常でない死のほか、働き盛りでの病死も多く、天下の将軍家にしては気の毒な終焉の人が多い。また、一族の内訌もたびたび起きている。なかでも南北朝期の「観応の擾乱(じょうらん)」と...
鎌倉

雨となった虎の涙

日本三大仇討ちとは、忠臣蔵、伊賀越、そして曽我兄弟である。うち最も古いのは曽我兄弟で、建久四年(1193)5月28日の出来事である。曽我十郎祐成(すけなり)と五郎時致(ときむね)の兄弟は、父の仇である工藤祐経(すけつね)を討ち果たした。兄弟...
戦国

空飛ぶ菅原道真

今年、太宰府天満宮の飛梅は1月9日に開花したそうだ。都から一夜にして大宰府に飛んだという「飛梅(とびうめ)」。その飛距離600km余り。時速100km程度か。推進力となったのは、道真公を慕う思いであった。念ずれば花開く、というより、飛んでい...
江戸後期

一億総活躍プランの先駆者

テレビドラマ「JIN‐仁‐」のタイトルからも分かるが、「医は仁術」である。人の命を救うことは即ち、最高の徳である「仁」を施すことである。とりわけ江戸後期の蘭学の隆盛は、我が国の医学の発展に多大な貢献があった。今日は、南方仁が迷い込んだ時代か...
戦国

河合氏が築いた城

カワイという地名は全国にあり、川と川との合流地点に位置している。地名として大きいのは奈良県の河合(かわい)町である。この町の川合(かわい)のあたりでは、大和川が曽我川などいくつかの川と合流している。駅では、JR青梅線に川井(かわい)駅がある...