古墳

左龍と右虎は不祥をしりぞく

古代エジプト人の墓には「この墓に入るすべての男と女は、ワニ、ヘビ、カバ、サソリに殺されるだろう。」と記されているそうだ。それだけ墓泥棒が多かった証拠だという。世に盗人の種は尽きまじ、古今東西悪い奴らはいるもので、我が国の古墳もよく盗掘されて...
神話

撫づとも尽きぬ巌なるらむ

近江の余呉湖、丹後の磯砂山(いさなごさん)の女池(めいけ)、駿河の三保松原。天女が水浴びをしたのは湖、池、海と様々に伝わっている。この羽衣伝説は日本各地どころか世界中にあるのだそうだ。羽衣を隠して天女の気を引きたかったのかもしれないが、冷静...
安土桃山

よみがえる城、羽衣石城

名古屋城の木造天守は当初、2020年7月に竣工するはずだった。それができないと分かると2022年12月の竣工となった。ということはもうできていなければならないのだが、一向にいい話は聞かない。いっぽう鳥取には、かの有名な「ふるさと創生一億円事...
戦国

よく軍機を調え芸州には赴きたまへ

唐の太宗李世民の言行録である『貞観政要』は、リーダー論として現代の経営者によく読まれている。ポイントの一つは諫言を受け入れること。太宗に魏徴という家臣がいた。貞観十三年、天下は太平だが、おごりが目立つようになってきた。これを憂えた魏徴は十か...
戦国

元就が封印したつらい記憶

骨肉の争いとはよく言ったもので、骨と肉が争ったら身体がぶっ壊れてしまうだろう。豊臣秀吉と秀長兄弟のように仲良く天下統一に邁進すればよいが、足利尊氏と直義兄弟のように誰が敵味方か整理できないのは困る。一番悲劇的なのは後継者争いの当事者になるこ...
戦国

三浦義村の子孫、作州勝山で殿様となる

大河『鎌倉殿の13人』では、山本耕史演じる三浦義村が常にキーパーソンとなる。最後まで生き残るのは、こういう男なんだなと思わせる。しかし、この三浦氏も義村の子の代に滅ぼされてしまう(宝治合戦)のだから、鎌倉の権力闘争は本当に怖い。本日は三浦氏...
明治

君は藩士の疑懼をおもんぱかり

リーダー論における「よそ者」と「生え抜き」。みなさんならどちらを支持するだろうか。よそ者には既存の考えに拘泥されない革新性がある。イノベーションはよそ者によって起こされるのだ。大企業でもプロ野球でもいい、思い起こせば他所からやってきたCEO...
明治

美作中等教育の嚆矢濫觴

思い起こせば私が木造校舎で学んだのは二年間で、小学校1年生と中学校1年生の時である。少子化が進む今とは違って、教室が不足し鉄筋コンクリート造の校舎がどんどん建てられていた。大掃除でワックスを掛けた後の階段でよく滑ったことを覚えている。世間一...
弥生以前

大ヶ山奇岩アドベンチャー

山の頂上は尖っているという一般的なイメージを覆してくれるのが、平頂峰(キャップロック)である。キャプスロックと似ているが関係ない。有名な山では美ヶ原が平頂峰だそうだ。今日は天気がいいので、岡山県を代表する平頂峰と奇岩巡りに出かけよう。津山市...
幕末

明治維新に向けての船出

昭和43年に当たる明治百年は、イケイケどんどんの高度成長期という背景もあって各地で盛大に祝福された。これに対して平成30年の百五十年は、そこまでの盛り上がりはなかった。明治維新に至る過程の暴力性が明らかになり、「勤王」という評価指標に疑問の...