江戸中期

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寛政戊午重三禊飲于此

謎の芸術家バンクシーが器物損壊を問われないのは、価値を台無しにする落書きではなく、価値を付加するアートだからだという。分かったようで、どこか腑に落ちない心持ちだ。しかし、似たような例は我が国にもある。美しい渓流で宴を開いた拙斎先生。興が乗っ...
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空に眠る片桐池田家の殿様

男爵池田長康氏は『貴族院はどうなるか:貴族院改革試案大綱』(昭和十五年、大阪時事新報社)において、世襲議員や多額納税議員の廃止、会派解消など、当時の新体制運動に呼応して貴族院の改革を訴えた。議会開設当時には一定の意義を有していた制度が、今の...
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義民四人衆による社会正義の実現

義民はよい人で騒動は悪いことだ。義民が起こす行動は騒動にあらずして義挙である。騒ぎで秩序が乱されたと思っているのは為政者であり、民衆にとっては社会正義の実現に立ち上がった恩人である。本日は義民ゆかりの地を訪ねたのでレポートする。総社市新本に...
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管轄したのは天領約四万石

風情ある観光地といえば城下町で、街路や町並みの淵源を江戸時代に求めることができる。何万石の城下町であったことは今も市民の誇りであり、都市のアイデンティティとなっている。加賀百万石の金沢はその代表格と言えよう。諸侯の城下町ではなく、徳川家の天...
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神仏混淆の姿を残す天満宮

今年は辰年であることから、各地の水族館ではタツノオトシゴの企画展示が行われているようだ。タツノオトシゴは龍の化身と呼ばれている。子だくさんで縁起がいいとか、オスが卵を守り育てるのが今どきだとか、カップルが向き合うとハート形になるとか、記憶を...
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あってはならない事態の第一報

あってはならない事件が続々と耳に飛び込む昨今である。その第一報は近くの人のスマホから入ってくる。自分でもチェックすればよいのだが、他人の話を聞くだけでも概要をつかむことができる。情報伝達速度は事件の「あってはならない度」に比例する。赤穂市高...
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福山藩領は砂防ダムの先進地域

「コンクリートから人へ」という情緒的なスローガンに、新たな時代の幕開けを期待した頃のことである。コンクリートの構造物は環境破壊の象徴のようなイメージがあった。砂防ダムなんぞはその最たるもので、山の中にいくつもコンクリートの塊が放置されている...
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赤穂城で考えたこと

赤穂藩は刃傷事件ばかりが注目されて、なかなか実像がつかめない。浅野家に続いて永井家、森家が藩主を務め、特に森家は12代165年にわたって統治した。これに対して浅野家は3代56年。短くとも城下町赤穂の基礎を築いた浅野家を顕彰する特別展「浅野家...
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加賀百万石と備前金川との深い絆

石高1万石以上は大名と呼ばれ、独立した藩主としての格式を誇ることができる。1万石ぎりぎりでも頑張ったことで良かったのは、明治になって華族となり爵位を与えられたことだ。ところが、1万石以上の領知を有するのに、なかなか華族として認められなかった...
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大名行列を教えた船番所

海上保安庁と海上自衛隊は似ているが任務が異なる。簡単に言えば警察と軍隊で、不審船に対する追跡、停船命令、威嚇射撃までは海上保安庁、相手が武装しているなど高度な対処が必要な場合は海上自衛隊が出動する。海上警備行動を発令したうえで立入検査、武装...