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戦国

備中矢掛のランドマーク城

伽藍山は備中矢掛のランドマークである。山容はこんもりして美しく、山頂にクスノキの大木があって、遠くからでも視認できる。ということは、頂上からの眺めも好いはずだ。さっそく登ってみよう。岡山県小田郡矢掛町江良と里山田の境に「伽藍山城跡」がある。...
戦国

五重堀切で守る堅固な山城

山城の見どころは本来、敵の動きを察知する眺望であるはずだが、木々の生い茂った現状では期待できない。それでも敵の侵入を防ぐために築かれた防御施設は、いまでも痕跡を確認することができる。山の頂上を均し、尾根を断ち切り、斜面にさらに傾斜を加え、防...
南北朝

湯郷を守る知られざる山城

美作三湯とは湯郷、湯原、奥津の三名湯だが、観光客が一番多いのは湯郷温泉である。もちろん関係者の努力の賜物であろうが、高速道路から近いなどアクセスが良いことも見逃せない。大阪から2時間ほどで来ることができる。本日は湯郷を守る山城の探訪記である...
戦国

尼子氏の城、その名は尼ヶ城

尼子山トンネルの下り線が9月5日の火災事故により通行止めとなっているが、12月下旬には復旧するそうだ。トンネルの南に尼子山があり、頂上に城跡がある。その名から想像するとおり、山陰の雄尼子氏が播磨に進出した最盛期の名残りである。尼子氏は出雲が...
戦国

横堀の見事な菅公後裔の城

源平藤橘は四姓といい、古代以来の代表的な姓として知られる。だが、菅原姓も忘れてはならない。加賀百万石の前田氏は本姓菅原を自称したし、藤原系が圧倒的に強い公家社会でも菅原系は頑張っていた。地方武士団にも菅原氏の後裔を称する者がいた。美作菅家党...
源平

吉備の穴海最大の難所

ブログ開設以来の総アクセス数が89万に達しました。これもひとえにご覧いただきました皆様のおかげと感謝するとともに、今後もご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。親不知子不知は北陸道最大の難所である。断崖絶壁と打ち寄せる波に旅人は、親子といえ...
弥生以前

悠久の時を駆ける滝水

天地がひっくり返る。ありえないことを表現する例えだが、実際に起きていた。農作業に「天地返し」がある。これは下層の土を空気に晒すことで微生物を活性化させ、有機物の分解を促進する土壌改良である。確かに下と上の土を混ぜこぜにするのだが、本日のレポ...
戦国

V字の大堀切で侵入を阻む

「呰部」は岡山県の難読地名として知られる。呰部郷として平安期の「和名抄」に登場し、中世は山科家領であった。古くから交通の要衝であり、上呰部、下呰部となった現在も、中国自動車道が通過している。この地に巨大な山城があるというので訪ねることにした...
飛鳥

古代英賀郡のランドマーク

ランドマークとなるのは、遠くからでも視認できる高い建物である。人類史上最も長く世界最高峰だったのはクフ王のピラミッドである。紀元前の大昔から1311年にイングランドのLincoln Cathedralに抜かれるまで、大地から最も高くそびえた...
安土桃山

常山城の底無井戸と千人岩

「白髪三千丈」という表現がある。三千丈は9000m。髪の毛の長さとして、あり得ない。出典となった唐詩「秋浦歌其十五」でば、「愁いに縁(よ)りて箇(か)くの似(ごと)く長し」と続く。作者李白は、帝室の争いに巻き込まれた不遇の身を、少々ユーモア...