gyokuzan

江戸中期

おろしあ国で見た夢

「おろしあ」とは江戸時代におけるロシアの呼び名だが、「おふらんす」とは言葉の重みが違う。「ロシア」を巻き舌で発音すると「ォロシア」と聞こえるが、これが正しい発音かどうかは知らない。『おろしあ国酔夢譚』をお読みになったことがあるだろうか。井上...
戦前戦中

なかったら君割腹せよ

最近聞いた演説で、ヒラリー・クリントン候補の敗北宣言ほど感動したものはない。彼女の敗北は、初の女性大統領が実現しなかっただけでなく、マイノリティに寛容な社会への歩みを遅らせることとなった。だがヒラリーは、若い世代の女性に自らの夢を託して、次...
戦前戦中

木からコンクリートへ

「コンクリートから人へ」かつて、政権交代の熱狂の渦中でよく聞いたキャッチフレーズだ。コンクリートが悪し様に言われていたが、耐久性、耐震性、気密性、断熱性、耐火性、遮音性と優れた面はいくらでもある。ところが、電柱の世界では、地球に優しい木製が...
戦国

伊勢神宮の宗教戦争

「目には目を、歯には歯を」と云へることあるを汝ら聞けり。されど我は汝らに告ぐ。悪しき者に抵抗(てむか)ふな。人もし汝の右の頬をうたば、左をも向けよ。「なんぢの隣を愛し、なんぢの仇を憎むべし」と云へることあるを汝等きけり。されど我は汝らに告ぐ...
戦前戦中

賞に名を残すレジェンド

先月24日、今年の沢村賞に広島のジョンソンが選出された。プロ野球投手最高の栄誉である。一時は「該当なし」の観測もあったが、15勝で防御率2・15とリーグ優勝に貢献したことが評価された。戦前の名投手・沢村栄治を思わせる先発完投型の投手に授与さ...
明治

旧度会県で道州制を考える

日本維新の会は「道州制」の導入に積極的で、今月2日に「道州制への移行のための改革基本法案」を参議院に提出した。この法案の第5条3項は、次のような条文である。道州の境界は、従来の都道府県の境界と異なるものとすることを妨げないものとする。という...
戦前戦中

神都のモダニズム建築

当然入ったことはないが宇治山田駅には貴賓室があるという。今年6月30日、参院選挙の演説をするため近鉄で伊勢入りした安倍首相は、この貴賓室で鳥羽市内の旅館おかみらに面会した。もちろん伊勢神宮に参拝の天皇陛下もご利用になるそうだ。伊勢市岩渕二丁...
江戸前期

伊勢山田で考える紙幣の信用

千円から一万円まで各種あるお札だが、原価は20円前後だという。考えてみれば、しょせん紙切れ。そんなものが、なぜ、ありがたく思えるのだろうか。その不思議を解明する前に、とりあえず、お札は便利だ、と確認しておこう。便利その1:軽い 便利その2:...
南北朝

南朝武将の敗者復活戦

南朝と北朝はどちらが正しいのか、を論争した「南北朝正閏論」ほど、ナンセンスな議論はない。南北朝に正しいも間違いもない。二人の天皇が自分が正統だと主張したという事実があるだけだ。ところが、明治44年(1911)に帝国議会では、南朝を正統とする...
鎌倉

我、日本の柱とならん

政教分離に敏感な現代日本から見ると、アメリカ大統領が聖書の上に手を置いて宣誓したり、イギリス国教会という宗教があったりと、政治と宗教の距離が意外に近いことに驚きを覚える。我が国でも、その長い歴史を振り返ると、政治と宗教は普通に結びついていた...