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幕末

海舟と龍馬が語るこの国のかたち

幕府が政権を朝廷に返上した「大政奉還」は、窮した幕府が全面降伏を申し出たのではない。将軍慶喜は諸侯による合議体制の構築を意図していたとされる。大きく捉えるなら、独裁から民主への政治の流れが始まったのである。「政権返上」を窮余の策ではなく、早...
明治

知の巨人をいかに解釈するか

「知の巨人」と呼ばれる人が時々いる。博覧強記で深い論考を著す人である。現代の評論家にも何人かいるようだが、歴史上の人物では、南方熊楠(みなかたくまぐす)の右に出る者はいない。名前からして重厚な雰囲気で、熊野の山奥から登場したような印象だが、...
安土桃山

織田の軍勢、幻の退却

「御朱印ガール」が本当にいるのかどうか知らないが、お寺に参拝して御朱印をいただくのは、ちょっとしたブームらしい。たぶん、スタンプラリーのような楽しみがあるのだろう。御朱印集めを楽しむ方には、まったく役に立たない情報を一つ。京都にある有名な東...
江戸前期

日本三大上水道の一つ

蛇口をひねると当たり前のように水が出てくる生活に慣れていると、水のありがたさをすっかり忘れてしまう。この冬は例年にない厳しい寒さで、水道管が凍結して大変だったようだ。歴史上、上水道の普及には大きな契機が二つあった。一つは近世初期の城下町の建...
江戸前期

島原の乱、原城突入一番乗り

「一番乗り」というのは何事につけても気分のよいものだ。平昌オリンピック出場決定一番乗りは、アイスホッケー女子のスマイルジャパンだったが、初勝利(対コリア)まで時間がかかり、結果は6位に終わった。「一番乗り」は今、新聞のスポーツ欄の見出しで見...
幕末

幕府を支えた青年大名

時代の変革期に組織のトップを務める者の心労はいかばかりであろう。あの幕末において、もっとも混乱したのは文久三年(1863)から元治元年(64)であった。尊王攘夷運動が最高潮に達し、下関戦争や薩英戦争などの対外戦争、天誅組の変、生野の変、天狗...
戦後

原子力から子育てへ

大阪万博の開会式の日、万博会場に夢の贈り物が届けられた。120キロ近く離れた敦賀原発の電気で「原子の灯」が万博会場にともったのである。その日本原子力発電敦賀発電所1号機も、老朽化により廃炉が決定されている。原子力が夢の世界を開くかに思われた...
安土桃山

鉄砲は雑賀衆に学べ

430年前に我が国が実施した刀狩を、今こそアメリカでも実施すべきである。バレンタインデーの14日、フロリダ州の高校で銃の乱射があり、生徒ら17人が死亡した。学校での惨劇を防ぐには、もはや銃規制しかありえない。天正十六年(1588)に秀吉が全...
奈良

武装勢力を撃退した松林

この冬、日本海から襲来したのは最強寒波であった。福井の国道8号では大雪で車が60時間以上も立ち往生した。北海道稚内ではマイワシが大量に、南紀白浜ではフグやハリセンボンが浜辺に打ち上げられた。いずれも凍死である。寒波の襲来も困りものだが、日本...
幕末

天狗党、長い旅路の終着点

ブログ開設以来の総アクセス数が29万を超えました。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。明治維新150年とはいえ、お祝い一色ではないのは歴史に対する見方が成熟した証拠だろう。尊王の志士による英雄的な行為を称賛するのではなく...