鎌倉

鎌倉

排斥されなかった関東遺老

名族とは長く続いた家系のことだ。公家の藤原氏一族はその典型であるが、むしろ幾度もの戦乱を経験した武家にこそ、名族との冠称はふさわしい。鎌倉から南北朝を経て室町、戦国と動乱の中世において家名を存続させたことに価値がある。結城市大字結城(浦町)...
鎌倉

鎌倉幕府に殉じた武将

中世、近世、近代と数百年間にわたって家名を存続させるのは至難の業だ。武家は歴史の大河の中で、かつ消えかつ結びて久しくとどまりたる事なし、である。そんな中で争いの世を生き抜いた名家が2つある。薩摩の島津氏と奥州の南部氏である。今日は南部氏滅亡...
鎌倉

跳ねば跳ねよ踊らば踊れ

「踊念仏」を一度見てみたかった。一遍、時宗とくれば、このキーワードだ。歴史の授業でそう習った。易行を特色とする鎌倉仏教において、踊りは誰をも法悦の境地に導くパフォーマンスである。平成16年9月23日、時宗総本山遊行寺で踊念仏があるというので...
鎌倉

日蓮聖人を救った奇跡

宗教に奇跡はありがちなことだ。イエスも弘法大師もマジシャンのように奇跡を起こす。奇跡を科学的に説明しようとする向きもあるが、信仰に理屈はいらない。信ずる者のみが救われるのだ。日蓮聖人もまた奇跡の人だ。様々な法難にも挫けず布教を続け、今日の日...
鎌倉

鞭を逆さに突き立てた武将

源頼朝といえばあの顔が浮かぶ。そう、神護寺蔵の伝源頼朝像である。しかし、近年の研究によれば像主の比定に誤りがあったのだという。あの武将は源頼朝ではないのか!?学校の先生が「これは源頼朝の肖像です。この絵を見て頼朝がどのような人物か想像してみ...
鎌倉

日蓮大聖人の御入滅

宗教改革というのは何がしか原理主義的な色彩を帯びるものだ。コーランへ帰れ。聖書へ帰れ。法華経へ帰れ。そして、既存の宗教を擁護する権力と戦うことを辞さない。その姿勢は過激だと評されるだろう。しかし、その英雄的な行動が世の人々を惹きつけ歴史を創...
鎌倉

あなたの出世かなえます

身分を隠して諸国を廻り民情を視察する。江戸前期の水戸黄門と鎌倉中期の北条時頼はどこか似ている。ご隠居かと思えば天下の副将軍、旅の僧かと思えば鎌倉殿であった。悪人は懲らしめられ善人は救われる。因果応報、善き人には好事が待っている。川崎市中原区...
鎌倉

魚獲りは罪深い!?

生類憐みの令は悪法の代表格として有名だ。趣旨は動物愛護で結構なのだが、その運用が極端だったようだ。将軍綱吉の死後すぐに廃止されたことから考えても、その評判のほどがうかがえる。しかし、殺生を戒め命を大切にするのは仏教国日本の伝統でもあった。宇...
鎌倉

土御門上皇弑逆事件

歴史は様々に語り伝えられて伝説を生み、それが史実を覆い隠してしまうことがある。ややこしいが面白いところでもある。ローカルな人物ならまだしも、今日紹介するのは土御門上皇である。一国の帝王の事績なら正確に伝わってよさそうなものだが、そうではなさ...
鎌倉

河内の刀匠、備前へそして京へ

現在、国宝や重文に指定されている刀剣に備前刀が占める割合は大きく、特に鎌倉時代の秀作が目立つ。武事に積極的だった後鳥羽上皇は、全国から刀鍛冶の名工を召し出し月交替で作刀させた。「御番鍛冶」の制度である。まずは吉川弘文館『国史大辞典』に説明し...