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神前に真砂をになひたまふ

旅をしていると、どう解釈してよいのか分からないモニュメントに出会うことがある。抽象的な造形なら都市デザインに溶け込んで気にならないが、今日紹介する群像は実に具体的だ。ポーズがキメキメの人物なら偉人像だと分かる。しかし、この群像は作業風景にし...
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天皇と播磨の娘の物語

歴史用語であった「上皇」が現代に復活する。「上皇后」という呼称もできる。秋篠宮さまは「皇嗣殿下」と呼ばれる。有識者会議で皇室の在り方の方向性が固まったようだ。誠に喜ばしいことである。しかし、肝心の皇位継承問題は棚上げされたままで、何ら議論は...
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我、日本の柱とならん

政教分離に敏感な現代日本から見ると、アメリカ大統領が聖書の上に手を置いて宣誓したり、イギリス国教会という宗教があったりと、政治と宗教の距離が意外に近いことに驚きを覚える。我が国でも、その長い歴史を振り返ると、政治と宗教は普通に結びついていた...
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衆生を救う仏心の大きさ

「大きいことはいいことだ」と、山本直純がオーバーアクションで楽しませてくれる、チョコレートのテレビCMがあった。折しも重厚長大産業を基盤とした高度経済成長期であり、当時の人々の感性に実に合っていた。今はコンパクトでスマートなものが好まれるの...
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手で磨かれた石仏

北海高校が敗れ、北海道の短い夏が終わった。試合が終わって外出すると、蝉の声さえしない。どうやら岡山も、夏が去りゆくらしい。草むらでは、コオロギが鳴いていた。ただ、焼けつく陽射しだけが夏の存在証明である。今日は、秋の散策におススメの、庶民に親...
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こは何事のあらそひぞや

パリにブリュッセル、イスタンブール、そしてダッカで起きたテロ、これらの出来事に何の違いがあろうか。いずれも非道で許しがたい行為だ。パリ同時多発テロではFacebookのアイコンをトリコロールに変えることが流行ったが、ダッカテロの追悼の動きが...
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雨となった虎の涙

日本三大仇討ちとは、忠臣蔵、伊賀越、そして曽我兄弟である。うち最も古いのは曽我兄弟で、建久四年(1193)5月28日の出来事である。曽我十郎祐成(すけなり)と五郎時致(ときむね)の兄弟は、父の仇である工藤祐経(すけつね)を討ち果たした。兄弟...
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試論・日本入浴史

お風呂はささやかながら毎日の楽しみである。「やれやれ」の発声とともに、心身がお湯の中で解き放たれていく。首まで浸からないと一日が終わらない。日本人はお風呂好きだが、誰もが家で毎晩入浴するようになったのは、歴史の中では比較的新しい習慣である。...
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お茶を飲んで800年

お茶に金出すのかよ。その昔、ジュースやコーラと並んで自販機のお茶が置かれた頃には、そう突き放していたものだ。それが今じゃどうだ。自販機で買うのはもっぱら、お茶である。何リットルものお茶がこの夏もまた、私の体を潤してくれるだろう。岡山市北区吉...
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承久の乱に反対した賢王

いい人の定義は難しくて、「彼、いい人よ」と言われても、本当に良いのか、どうでもいいのか分からない。なるべくなら、感じのいい人でありたいものだが、しぐさや会話で御里が知れてしまうのがオチだ。さて本題に入ろう。土御門上皇は、とてもいい人だったの...