明治

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宇治と明治大帝

天皇陛下の尊顔を拝したことがある。と言っても、国体の折に来県された両陛下がお車で県庁通りを進まれるのをお見かけしたまでだ。それでも、窓を開けて手を振っていらしたのには感激した。歴代天皇で最も行動範囲が広いのは今上陛下であろう。交通機関の発達...
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明治帝の大本営となった小学校

明治天皇はつくづく偉大だと思う。日本の近代立憲国家の確立と帝国陸海軍の発展を一身で体現されているからだ。天皇は役者でなくてはならぬ。偉大な君主を演じるのであって尊大であってはならない。臣民が期待する人物、つまりは人格者でなくては務まるまい。...
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革命の号砲

町内にある半鐘は、訓練の際にはゆっくりと、すわ一大事というときには早鐘に鳴らされる。もっとも、このところ幸いにも火災はなく、すっかり消防署まかせになって、半鐘の音を聞いたことがない。それだけに半鐘の乱打なんぞ聞こうものなら腰を抜かすかもしれ...
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最後の志士の義挙

秩父困民党の革命運動はその名の通り、負債に困窮する農民たちが主力だったが、侠気あふれる富裕層がリーダーとして活躍していた。それはあたかも西郷さんが不平士族の不満を一身に背負って立ち上がったように、村人への貸付金を自ら放棄して困民軍を率いた豪...
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秩父コンミューンの始まり

一揆の始まりは神社がふさわしい。神社は地域のシンボルであり、祭礼の折などに民衆のアイデンティティを確かめる場である。一揆の民衆が一味同心を誓う姿は絵になる。傍から眺めるから「絵になる」のであって、当事者の心情はロマンでは語れない。秩父市下吉...
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革命無罪の犠牲者

秩父事件は暴動だったのか革命運動だったのか。コップだって真上から見れば円形だが真横から見れば台形だ。同じものを見ても違って見えるのは当然だ。秩父事件から120年を記念して『草の乱』という映画が公開されたのは2004年。事件はロマンをもって語...
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草の乱の舞台

「秩父困民党」なら歴史で習ったとたんにおぼえた。事件の詳細は知らずとも字面だけで、困ったんだなあ、とよく伝わってくる。秩父は遠く、行く機会をつかめていなかったが、秩父事件の映画『草の乱』の公開(平成16年9月)に刺激を受け現地を訪れた。秩父...
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美しい明治の鉄道橋

古代ローマの水道橋はその技術の高さを示す例として歴史の教科書に掲載されている。私はこの日の夕刻、碓氷峠から自転車でつづら折りの道を降っていたのだが、突然現れた水道橋にびっくりした。いや、水道橋ではなく鉄道橋だったのだが、見た瞬間に思い出した...
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津波がさらっていった文化財

津波が何ものをも容赦しないことは、このたび心底から思い知らされた。分かっているつもりだったのだが、かつて訪れた史跡が失われたと知って、遅まきながら現実のものと実感した。北茨城市大津町五浦に「六角堂」があった。3月13日の毎日新聞の東京朝刊で...
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関東大震災のトモダチ作戦

このたびの震災では米軍がずいぶんと助けてくれた。「トモダチ作戦」とはいい命名だ、さすが、アメリカは日本のことを友達と思ってくれているんだな。そう思っていたら、作戦名は日本政府が名付けたものと知って、少なからず落胆した。しかし、歴史は紐解いて...