戦後

戦後

鮎は帰るが人が帰らなかった滝

鮎は海で育ち、春になると川を遡上する。冷たく澄んだ水を求めているのだという。私たちも夏になると滝を見に行く。水音が涼を誘うからだという。いや、濁った俗界がいやになって、清澄な自然に浸っていたいからかもしれない。私は鮎になりたい。兵庫県佐用郡...
戦後

潮水が掛かったという滝

アララト山の標高4000m地点でノアの方舟の残骸が発見されたという。旧約聖書の伝える大洪水はやはり本当だったのか。干拓地なら「ここが海だった」と言われても納得するだろう。海から遠い場所で海の証拠が見つかったケースは「二千万年前に津山は海だっ...
戦後

長くて楽しい滝登り

地球の表面は知り尽くされているように思えるが、時に新発見がある。令和3年9月10日、奄美市と同市在住の写真家が「奄美市名瀬小湊地内で巨大滝を発見した」と発表した。形状は段瀑、海岸瀑、分岐瀑で落差181m。九州一だという。アクセスが容易でない...
戦後

思ひ出の亀が滝の夏

この厳しい寒さで山中の滝が凍り、「氷瀑」となっているそうだ。時が止まったかのような造形美を一度は見に行きたいが、雪道を運転する装備も技量もないので辿り着けないだろう。本日は寒ではなくて涼を求めて夏に訪れた高梁川水系最上流部の滝のレポートであ...
戦後

町指定文化財だったムクノキ

新日本名木100選(大阪市・読売新聞社)にムクノキは5本選定されており、岡山県からは「横川のムクノキ」が入選している。樹齢が長くて巨樹になりやすく、空洞化により異形の外観を呈するからか、「偉大な帝王の幻の旅路」や「宇那提の森はどこか」のよう...
戦後

三国国境を訪ねて

根室市にある資料館で北緯50度にあった日露国境標石を見たことがある。日本側は菊の御紋、ロシア側は双頭の鷲がレリーフされた稀有な逸品である。今では陸上の国境がないから、この種のモニュメントはない。国内の旧国なら境界の痕跡を今も見ることができる...
戦後

備作国境に位置する名瀑

伏流水は名水として湧出している。阿蘇山の白川水源、富士山の忍野八海、六甲山の灘の宮水はもちろん、蒜山の塩釜、旭川の雄町もそうだ。動かぬ大地の内部を生き物の循環器の如く地下水が流れている。その水を私たちは名水として重宝し、蔵元は酒造りに生かし...
戦後

森に消えた「やまごん」

昭和のオカルトブームには、何が起きても不思議ではない雰囲気があった。テレビの前ではスプーンを指でこすり、夜道を歩いては宇宙人に出遭わないかと心配した。特に「3メートルの宇宙人」は恐怖だった。本ブログでも「可愛らしい!?ヒバゴン」「幽霊の正体...
戦後

昭和まで県境だった国境

海に囲まれた我が国は、国境を身近に感じることがほとんどない。だが、国内には国境がたくさんある。旧国の境である。今も都道府県境に引き継がれていることが多いが、そうでないケースもある。歴史を振り返れば洋の東西を問わず、土地の境目が移動することは...
戦後

祝・カーター元大統領百寿!

平成6年だったと思う。私は広島県北の町々に車を走らせていた。役場を巡って観光パンフレットをもらうためである。甲奴(こうぬ)町役場を訪れた時のこと。職員の方がたくさんの封筒を並べて忙しそうにしていた。なんだ?と思って見ていると、「カーター元大...