大正

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シーメンス事件に見る倫理観

内閣の一つや二つ吹っ飛んでもおかしくない重大事が相次いでも、安倍内閣は安泰だったし、菅内閣の支持率も東京の感染者と同じく下げ止まり傾向にある。安倍内閣ではモリカケサクラというオトモダチへの優遇問題、菅内閣では長男が絡む7万円会食、側近による...
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有年から播州赤穂へと汽車がゆく

初めて赤穂に行ったというか通過したのは、家族で姫路城に行った時だ。父が山陽本線と赤穂線どっちで行く?と聞くから、乗ったことのない赤穂線がいいと答えた。以来、赤穂線は岡山と姫路を結ぶ線路だと認識していた。赤穂線の中心となるのが播州赤穂駅だ。前...
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文豪が暮らした松江城の堀端

美しい街、殊に城下町の風情は堀川によるところが大きい。堀端の木々には街路樹にない優しさがある。木陰に立ち止まって流れがないかのような水面を見れば、次第に気持ちが潤ってくるのを感じる。同じ木陰でも街路樹の下で行き交う車の流れを見つめたなら、人...
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大正時代のハイカラ病院

「はいからさんが通る」は、漫画を読んだこともないし映画を見たこともない。それでも南野陽子さんの歌だけは、今も脳内で再生することができる。大正ロマンの世界観を遺憾なく表現しているようだが、どうだろう。私は夢想する。大正時代がさらに数十年続いて...
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日本一の南無妙法蓮華経

アラビア書道という世にも美しい芸術がある。イスラムの教えが偶像崇拝を禁じているから、文字デザインが発達したのだという。それは森のようでもあり都市のようでもあり、宇宙のようでもある。宗教においては、美しさとか感動という理屈ではない要素が果たす...
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さはれ吾等がかんばせに

コロナ禍で歌うことさえ憚られるようになった。合唱さえ自粛しているのだから、寮歌を肩組んで放吟するなどもってのほかである。とはいえ、今どき寮歌が歌われているのだろうか。ひと昔前の印象はあるが、「栄冠は君に輝く」のような応援歌だから、今聴いても...
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美しすぎる終着駅

8年前の秋、島根県立古代出雲歴史博物館で「戦国大名 尼子氏の興亡」という秀逸な企画展があった。旅先で呑むことを目当てに、朝一番の電車に乗って、特急「やくも」と「一畑電車」を乗り継いで出雲大社前駅に降り立った。電車の中で早くも呑んでしまい注意...
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菊池寛『マスク』を読んで

マスクで悩むなんぞ人類史上初の事態かと思ったら、なんのことはない、百年前に経験していた。スペイン風邪である。黒いマスクにも違和感を感じていたが、何のことはない、菊池寛の黒マスク写真が残っている。昭和14年だという。本日は、文春砲で名高い文藝...
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線路は延びるよ、どこまでも

好発進した大河『麒麟がくる』は、クライマックスの本能寺の変をどのように描くのだろうか。明智光秀の動機は日本史上最大の謎とされ、怨恨説や野望説、陰謀説など様々に語られてきたが、近年注目されているのが「四国説」である。岡山の林原美術館が所蔵する...
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詩(うた)の心は無くもがな

ひところ銀色夏生にハマっていた。角川文庫の『わかりやすい恋』とか『君のそばで会おう』は、今も家のどこかにあるだろう。『わかりやすい恋』では美少女フォトが詩のイメージをふくらませていたが、モデルは歌手デビュー前の森高千里だという。詩は多くを語...