古墳

古墳

長い石室と長い木棺の前期古墳

その道に詳しい人なら、おそらく棺桶をテーマに歴史を書くことができるだろう。まだ入りたくないが、現代ふつうに使われている木材の棺桶は、古代から連綿と受け継がれてきた人間最後の安住の地である。現代の棺桶に使われているのは、桐、樅、檜、杉、檜葉な...
古墳

竈のある暮らし拝見

ブログ開設以来の総アクセス数が78万を突破しました。これまでのご愛顧に感謝申し上げるとともに、今後いっそうの精進を誓います。何卒よろしくお願い申し上げます。いつもの台所にも時々革命が起きる。近年最大の変化はIH調理器の普及だろう。何しろ火を...
古墳

古墳に見る山陰と九州のつながり

現代人は新幹線での移動がイメージにあるから、山陰は遠い場所に思える。JRにはいくつかの陰陽連絡路線があるが、その一つ三江線は平成30年に廃止された。唯一気を吐いている伯備線の特急やくもでも、岡山米子間は2時間かかる。新幹線も高速道路もなかっ...
古墳

物流を担った豪族の墳墓

Society5.0がやってくる。1.0の狩猟社会、2.0の農耕社会、3.0の工業社会、4.0の情報社会に続く未来社会で、そこでは経済発展と社会的課題の解決が両立するのだという。マルクスの共産主義社会やキリスト教の千年王国の如きユートピアに...
古墳

温羅がつぶやく「アオハカかよ。」

「青陵」という名称の学校はけっこうある。青春だとか丘陵だとか、どことなく爽やかなイメージと語感があるからだろう。ところが、申し訳ない。本日は同じ「青陵」なのだが、お墓の話をすることとしよう。岡山市北区谷万成二丁目の青陵神社に「青陵古墳」があ...
古墳

吉備の地方長官が眠る終末期古墳

あらゆる技術は終末期にもっとも発達し、パラダイムシフトによって急速に淘汰される。例えばテレビ録画に便利だったGコードは、地上波アナログ放送とともに消え去ってしまった。以前の記事「城を守る大規模な畝状竪堀群」で見たように山城も終末期に最も発達...
古墳

日本の中心で古墳をつくる

昨年9月のNHK「ミステリアス古墳スペシャル」で、「天空のピラミッド」と紹介されたのが千曲市の森将軍塚古墳だ。長野盆地が一望できる好立地で、前方後円墳が美しく復元されている。やや形がいびつなのは山の中腹の尾根に造成されたからだという。本日訪...
古墳

前方後方墳のまち勝央町

どちらかといえばマイナーなほうを好む傾向があるので、前方後方墳が好きだ。ある調査報告書によれば、美作地方に前方後方墳が8基あるという。(岡山県埋蔵文化財発掘調査報告30「久米三成4号墳」昭和54年)すべて列挙してみよう。久米三成4号墳、楢原...
古墳

卑弥呼との太いパイプを持つ人物

前方後円墳は近代考古学が生んだ名称であり、江戸時代には茶臼山、双子塚、車塚と呼ばれていた。それぞれ古墳の形状を何に見立てるかであるが、このうち車塚は牛車に見えたということらしい。牛車と言われてもおじゃる丸のイメージが湧くだけだが、どのような...
古墳

岡本のオサバに立てるヘボソ塚

エア・チェックが死語になって久しい。かつてはFMラジオの番組プログラムで流れる曲を調べ、待ちに待ってラジカセの録音ボタンを押したものである。DJの声と曲の始まる一瞬の隙を逃してはならない。そうしてできたオリジナルテープはまさにお宝であった。...