南北朝

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百世之下をして凛然と興起せしむ

私が子どもの頃には仮面ライダーカードやブルースリーカードを集めていたものだが、今の人は「マンホールカード」を集めているらしい。国民的ヒーローがマンホールに取って代られるとは想像すらできなかった。いやしかし、マンホールもよく見ると優れたデザイ...
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岩から出現した地蔵尊

「美男におわす 夏木立かな」と与謝野晶子が詠んだ鎌倉大仏のように、三次元の仏像にはオーラを感じさせる存在感がある。だがそれ以上に、レリーフである二次元半の仏像にリアリティを感じるのは、なぜだろうか。私たちは三次元の仏像を、丸ごと人為の造形と...
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土地の名付け親は南朝落武者

チキンラーメンを開発した日清食品の安藤百福(ももふく)は、亡くなった平成19年に「正四位」に叙された。元東京都知事の青島幸男、映画監督の市川崑、俳優の大滝秀治も正四位である。三位、四位、五位など、運動会じゃあるまいし、個人(しかも故人)の序...
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名を重んずる者をこそ人とは申せ

幕府の創業者三人は、いずれも決戦場所から一旦は遠ざかり、求心力を高めて引き返し、戦いに勝利した。頼朝は房総半島に敗走した後に富士川の戦いに勝利した。家康は上杉討伐に向かう途中に引き返して関ヶ原の戦いに勝利した。では、足利尊氏はどうだろうか。...
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日本最古の在銘石鳥居

「さすがご隠居、無駄に鳥居の数をくぐっちゃいないねエ」八っつぁんがご隠居の知恵に感心している。人の情けや人生の機微を知る人には学ぶことが多い。この場合、鳥居をくぐるのは歳を重ねることを意味している。ところで、人が鳥居をくぐるようになったのは...
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忠臣は孝子の門より出づ

日本史上、最強なのは藤原氏一族だと思う。飛鳥時代の藤原鎌足から昭和の近衛文麿に至るまで、高官を独占していた。政治史においてはそうかもしれないが、精神史においてはどうだろうか。いかに後世に影響を与えたかという指標で評価すれば、楠木正成をはじめ...
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南朝武将の敗者復活戦

南朝と北朝はどちらが正しいのか、を論争した「南北朝正閏論」ほど、ナンセンスな議論はない。南北朝に正しいも間違いもない。二人の天皇が自分が正統だと主張したという事実があるだけだ。ところが、明治44年(1911)に帝国議会では、南朝を正統とする...
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塔の高さに差がある理由(ワケ)

「上司にしたい歴史上の人物」のランキング(雑誌「歴史街道」編集部調べ、平成25年)で第1位は、織田信長である。今年3月16日に「歴史秘話ヒストリア」が放映した「上司にしたくない人」のワーストは、織田信長だった。いったい何なんだ。でも、分かる...
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記念植樹はやはりクスノキ

「正成(まさしげ)は後でわらじにしろと下知(げち)」という江戸川柳がある。楠木正成が「あとで草鞋(わらじ)にしておけ」と命令した、というのだ。いったい何を?軍(いくさ)はてゝ是(これ)を見れば、哀(あはれ)大剛(たいがう)の者哉(かな)と覚...
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「天下墓」に眠るのは

足利将軍家で天寿を全うした人物は幾人いるのだろうか。殺害や夭折など尋常でない死のほか、働き盛りでの病死も多く、天下の将軍家にしては気の毒な終焉の人が多い。また、一族の内訌もたびたび起きている。なかでも南北朝期の「観応の擾乱(じょうらん)」と...