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特集

安徳天皇御陵墓(因幡姫路編)

歴代天皇の皆がみな、幸せな人生をまっとうできたわけではない。四条天皇は不慮の事故、崇峻天皇と淳仁天皇は殺害、弘文天皇は自害、安徳天皇は無理心中である。このうち特に気の毒で同情を誘うのが、八歳で亡くなった安徳帝だろう。満年齢では6歳4か月。「...
幕末

「峰」でつながる日本三薬師

総アクセス数が45万を突破しました。これもひとえに皆様のおかげと、深く感謝申し上げます。今後も機会がございましたら、ご覧くださいませ。仏像の見分け方はややこしそうだが実はシンプルで、如来、菩薩、明王、天があり、悟りを開いたのが如来で開いてい...
安土桃山

眺めの美しすぎる山城

歴史好きの女性「歴女」が新語・流行語大賞のトップテン入りしたのは平成21年。この年の大賞は「政権交代」で鳩山由紀夫首相が受賞した。「事業仕分け」や「脱官僚」など、新しい政治への期待に満ちた言葉が流行した。が今となっては、あれは何だったんだ、...
鎌倉

誰か故郷を想わざる

宇宙のように長大な小説『大菩薩峠』の「安房の国の巻」において、作者の中里介山は、ある僧侶を形容して、次のような表現をしている。ことにその頭が法然頭(ほうねんあたま)―といって、前丘(ぜんきゅう)は低く、後丘は高く、その間に一凹(いちおう)の...
南北朝

美しすぎる人妻の悲劇

『忠臣蔵』は吉良上野介と浅野内匠頭の対立から始まるが、物語の上では『太平記』が描いた高師直と塩冶判官の争いという設定である。「高」は高家の吉良であることを暗示し、「塩」は赤穂の塩、つまり浅野内匠頭を連想させる。吉良と浅野の対立の原因は諸説あ...
南北朝

杉坂へ着きたりければ

私は失敗したことがない。うまくいかない方法を見つけただけだ。エジソンはそう言ったという。さすが、ポジティブだ。私もうまくいかない方法をよく見つけるが、同じ方法ばかり見つかる。どうやら学んでいないらしい。南朝の中心として知られる児島高徳も、う...
鎌倉

猿のバケモノを退治した物語

人生で初めて買った古典が新学社文庫『今昔物語集・宇治拾遺物語』だ。学校の斡旋で買ったから、金を出してくれたのは親だ。今は手元にないので、本日紹介の説話が載っていたか定かでない。今回記事を書くにあたって熟読すると、あまり子ども向けではないよう...
平安

神のご加護で反逆者を討つ

『平家物語』の冒頭には反逆者のリストが掲載されている。「遠く異朝をとぶらえば」と中国においては、秦の趙高、漢の王莽、梁の朱异、唐の禄山の4人が挙げられ、「近く本朝をうかがふに」と我が国においては、承平の将門、天慶の純友、康和の義親、平治の信...
室町

盛者必衰の戦国美作

中国地方を代表する戦国大名といえば、毛利元就を思い浮かべるだろう。しかし、天文二十一(1552)年の段階で最強だったのは尼子晴久である。その勢力は山陽山陰11か国のうち8か国に及んだ。将軍足利義輝から、因幡・伯耆・出雲・隠岐・備前・備中・美...
幕末

貞烈で純孝な母子の顕彰

よそ者を活かすか殺すかは、その組織の体質による。コミュニケーションがさかんな職場なら、中途採用者も自己開示しやすく能力が発揮できる。風雲急を告げる幕末維新期に津山藩を動かしたのは、中途採用者であった。鞍懸吉寅(くらかけよしとら)、通称寅二郎...