gyokuzan

源平

白き狼が教えてくれた温泉と銘酒

酒は古くなると酢になるという迷信を信じていた。この世に「古酒」があるのを知ったのは、三朝温泉の藤井酒造という造り酒屋に立ち寄ったときのことである。その折、私は試飲できなかったが熟成香に興味があったので、迷うことなく買って帰った。いや実は少し...
戦後

キュリー夫妻を顕彰する町

「キュリー祭」というイベントが毎年、三朝温泉で行われている。今年で第64回を数える祭りが本日、7月26日に開催される予定だったが、新型コロナウイルスの影響を考慮して中止となった。本来なら今頃はオリンピックが開催され全国的にも大いに盛り上がっ...
平安

百足がいなくなった理由

ブログ開設以来の総アクセス数が57万を突破しましました。これも皆様のご支援のおかげと感謝申し上げるとともに、今後の精進をお約束いたします。露口茂という渋い俳優がやっていた「太陽にほえろ」の山さんは昭和61年に殉職した。このドラマでは有能な刑...
源平

安徳天皇御陵墓(伯耆中津編)

天皇名で「徳」の字の付く方は、懿徳・仁徳・孝徳・称徳・文徳・崇徳・安徳・順徳の8名で、後鳥羽院も初めは顕徳の諡号を贈られたらしい。懿徳天皇は実在が不確かだが、仁徳天皇は民家のかまどから煙が立ち上らないのを見て税を免除したという徳の高い天皇で...
飛鳥

投げ入れられた奇跡のお堂

不思議でしかたない。投入堂はなぜ落ちないのか。台風に飛ばされるとか、地震で崩れるとか、ありそうで、ない。しかも、あのような崖でどのように建築作業をしたのか。危険を通り越して不可能だろう。だから、こう考えた。投げ入れたに違いないと。鳥取県東伯...
戦前戦中

元号と名勝をつくった男

「令和」という美しい元号は、万葉集研究の第一人者中西進先生が考案されたようだ。「平成」は東洋史研究の山本達郎氏、「昭和」は漢学者の吉田増蔵、「大正」は漢詩人の国府犀東が考案したとされる。昭和改元に際しては「光文事件」という世紀の大誤報が発生...
戦後

まちがいない、こいつはウラン鉱だ!

鉄腕アトムの妹ウランちゃんは、今なら、まずない命名だろう。かつてアトムとウランは最先端の“あにいもうと”だった。その頃の原子力は希望であり未来だったのである。『鉄腕アトム』の連載は昭和27年から始まり、ウランちゃんの初登場は同30年だという...
南北朝

何人の住むやを知らず浮島の砦に架かる夢の浮橋

「浮いている」のは日々実感しているが、そういう話ではない。新宮市にある「浮島の森」を歩いたのはずいぶん前のことだが、その時の感触は今も忘れていない。浮いているというフワフワ感が靴底から伝わってきた。「夢の浮橋」は『源氏物語』の最終帖で、その...
明治

名利を求めなかった地方政治家

今年はコロナ禍に加え、ナイチンゲール生誕200年に当たり、看護師さんに対するリスペクトの機運が高まっている。ナイチンゲールはイギリスの人だが、「日本のナイチンゲール」と呼ばれるのは新島八重、瓜生岩子、萩原タケである。このうち新島八重は大河『...
安土桃山

医王山城は不落を祝う山城

「ラ王」は1992年の発売以来、ラーメンの王様として君臨している。「花王」は1887年創業の老舗で、花の王様ではなく顔に由来するという。では「医王」とは何か。医者の王様、まさか日本医師会の会長ではあるまい。このたび8年ぶりに新会長が選出され...