gyokuzan

平安

『将門記』に登場する寺

史跡巡りはイマジネーションに遊ぶ旅である。一基の石碑から景観と事象を復元する、言わば無から有を産み出す行為である。下の写真を見よ。何もない…さにあらず、法起寺式の七堂伽藍があったのだ。結城市大字上山川字古屋敷に「結城廃寺跡」がある。古色の趣...
鎌倉

鎌倉御家人の実力

『一遍聖絵』には、一遍が筑前のある武士の館を訪れ主人に念仏札を渡す場面がある。ここに描かれている武家屋敷からは、矢倉門、板塀、堀、土塁など典型的な特徴を見取ることができる。そして門番の家来、動物では馬、鷹、犬が描かれ、戦いへの備えをしていた...
室町

御先祖様の顕彰

10月2日は「結城朝光の日」だと結城市が定めている。その心は? 結城市ホームページから引用しよう。1180(治承4)年10月2日、14歳の結城家初代「結城朝光」が、隅田川のほとりで源頼朝に面会し、元服し、家臣となったことが『吾妻鏡』の中に記...
江戸前期

歴史的な言い掛かり

いよいよNHK大河ドラマ『江』が面白くなってきた。徳川と豊臣の最終決戦を登場人物のキャラをうまく立たせてドラマチックに描き出そうとしている。家康による豊臣いじめで淀殿がますますいきり立ってきた。片桐且元は随分と苦悩していた。そんな人間模様を...
室町

全国デビューの籠城戦

石の矢じりや土をこねて作った食器、あるいは木の板に産地や数量を記した荷札、さらには石棺に納められている鏡などの副葬品…。これらは後世の人々に見てもらおうとして埋めたわけではない。それが考古学の発掘品だ。逆に見てもらおうとして埋めたもの、ねつ...
江戸後期

聡明で俊敏なお殿さま

「聡明」や「俊敏」は人への形容としては最高レベルだろう。だから、そのように育ってほしいと願い、親は子どもの名前にその文字を用いる。自分の名前に聡明俊敏の4文字がない諸氏も、この神社にお参りすれば、今まで隠れていた能力が発現すること間違いなし...
明治

明治帝の大本営となった小学校

明治天皇はつくづく偉大だと思う。日本の近代立憲国家の確立と帝国陸海軍の発展を一身で体現されているからだ。天皇は役者でなくてはならぬ。偉大な君主を演じるのであって尊大であってはならない。臣民が期待する人物、つまりは人格者でなくては務まるまい。...
室町

キツネの妖怪をめぐる物語

「げんのう」なら知っていた。うちにもあるデカい金槌だ。それが有徳のお坊さまの名に由来し、そのお坊さまの割った石が日本各地へ飛び散り、その石に変化していた妖怪は美女となって上皇をだまし、古くはインドや中国でも悪行を重ねていた三国伝来の妖狐だっ...
幕末

藩主、自らの城を攻める!

勢力が二分された際にどちら側につくかは大問題だ。去就の如何によってはお家存続は危うい。南北朝でも関ヶ原でも数多くの大名が滅亡している。幕末とて事情は同じこと。勤王か佐幕かで大名は動揺した。もっとも両者は対立する概念ではなく、江戸時代を通じて...
鎌倉

名門中の名門伝説

御落胤伝説というのがある。その子が出世できたのは落胤だったせいだというし、ばれないように証拠は残さなかったともいう。調べてみると源頼朝の御落胤との噂がある武将はけっこういるものだ。有名なところでは島津忠久、そして大友能直、さらに今日の史跡に...