gyokuzan

弥生以前

縄文稲作はあったのか

先月末、大阪の「百舌鳥・古市古墳群」が、2019年の世界文化遺産登録を目指す国内候補として選ばれた。3年連続4回目の挑戦でつかんだ栄光だ。いっぽう5年連続で苦汁をなめているのが「北海道・北東北の縄文遺跡群」である。有名な環状列石や大規模集落...
平安

海の中からおいしい水

「弘法筆を選ばず」というが、筆のすべりが悪いとか持ちにくいとか、字の下手な原因をついつい自分以外に求めようとする。人間だもの。文字は何のためにあるのか。それは情報を伝達するためである。ならば、相手に伝わりさえすればいんじゃね?と思うのだが、...
安土桃山

戦国の姫君を守り抜く知恵

戦国の運命に翻弄された三姉妹の生涯は、今も人を惹きつけてやまない。長女茶々は羽柴秀吉、次女初は京極高次、三女江は徳川秀忠とそれぞれ結ばれ、大坂の陣では敵味方となる。特に茶々の生涯は、三度の落城という憂き目に遭う波瀾万丈伝であった。玉野市八浜...
南北朝

岩から出現した地蔵尊

「美男におわす 夏木立かな」と与謝野晶子が詠んだ鎌倉大仏のように、三次元の仏像にはオーラを感じさせる存在感がある。だがそれ以上に、レリーフである二次元半の仏像にリアリティを感じるのは、なぜだろうか。私たちは三次元の仏像を、丸ごと人為の造形と...
戦後

播磨のおいしい水

世の中でいちばん美味いのは、のどが渇いた時の水だ。こんな暑い季節は、なおさらそう思う。ふだん水道水ばかり飲んでいるから、水の味気なさには辟易している。だから、山のふもとから湧き出す水の冷たさと美味さは、夏の忘れえぬ思い出となるくらいに強烈だ...
神話

おむすびころりん、じゃっぽーん

おむすびころりん、すっとんとん。ちいさい時分、誰もが耳にした昔話の名作である。小さな手からこぼれ落ちたボールを「まてー」と追いかけた経験を、おむすびを追いかけるおじいさんに重ね、臨場感を味わう。ストーリーも因果応報、勧善懲悪で分かりやすい。...
古墳

百済伝来のドーム状石室

「アトレウスの宝庫」は、ギリシャのミケーネにある古い時代の墓である。画像検索すると分かるが、その迫力に圧倒される。これは現存最古の石造ドームで、紀元前1250年ごろに作られたものだという。ミケーネ文明、恐るべしである。ドーム型の古墳なら日本...
明治

日本最古のオリーブ樹

小豆島のオリーブ園で、ハートの形をしたオリーブの葉を見つけると幸せになれると聞いたから、家族総出で探したことがある。成果はやっと見つけた一枚のみ。記念に栞にしてもらった。オリーブは、ご存知だろうが、日本の在来種ではない。いったい、いつ誰が伝...
源平

頼朝の支えとなった血の絆

九郎判官(くろうほうがん)とは、源義経のことである。義経は義朝の九男であった。義朝の長男は義平、平治の乱で敗れた後に処刑。次男は朝長、平治の乱に敗れた後に自害(あるいは父により刺殺)。三男は頼朝、鎌倉幕府を開く。四男は義門、平治の乱後に戦死...
南北朝

土地の名付け親は南朝落武者

チキンラーメンを開発した日清食品の安藤百福(ももふく)は、亡くなった平成19年に「正四位」に叙された。元東京都知事の青島幸男、映画監督の市川崑、俳優の大滝秀治も正四位である。三位、四位、五位など、運動会じゃあるまいし、個人(しかも故人)の序...