岩山古城跡アリ城主不知

岡山県道268号白尾塩生(しろおしおなす)線は全線走破できない道として知られている。鷲羽山スカイラインや瀬戸中央自動車道の柳田(やないだ)トンネルと交差するように見えて、つながっていない。上り下りともに行き止まりになっているのだ。

話題にしたいのは、そこではない。この道は児島上の町の街から児島の奥へと向かう幹線なのだ。このルートに睨みを利かす城が本日の主題である。

倉敷市児島上の町(こじまかみのちょう)に「岩山城跡」がある。

この城は街道に面する南側の眺望に優れた山城だ。三方の尾根をそれぞれ堀切で遮断し、主郭を守備している。先の2枚の写真は南東方向にある二重堀切である。

頂部は山城らしい平坦地で、木々がなければ見晴らしがよいだろう。この城をどのような勢力が活用したのか。『備陽記』巻第八に「上村之内村北ニ岩山古城跡アリ城主不知」と記されている。分からないようだ。

三村氏が強かった時代か、その後の毛利氏の時代なのか。ここまで築き上げた城であっても、やがては忘れ去られる。用がないとはそういうことだ。それでも痕跡は残るから、それを見た誰かが語り継ごうとしするはずだ。

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