江戸前期

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原見坂美女幽霊奇談

ほんのたまに、夢か現実か分からなくなることがある。だが、夢のような幸せが現実だったためしがない。先日も気分が高揚したところで、いきなり暗転したかと思うと、ひとり寝ている自分に気付いて、ずいぶん落胆したところだ。狐に化かされた話を子どもの頃に...
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桃山時代の面影を追って

今月7日に放映された『真田丸』で秀吉が死んだ。老いさらばえて「秀頼のことを頼む」とばかり繰り返し、転がった呼び出し用の鈴に手を伸ばしつつ、最期を迎えた。三谷幸喜の脚本と小日向文世の迫真の演技で、実際もそうだったのだろうと思わせるドラマになっ...
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細幅織物業のルーツ

大河「真田丸」では、小気味よくしゃべる小日向(こひなた)秀吉が我が道を進むようになった。秀頼の出生により、秀次の運命をはじめ何もかもが狂って、秀吉政権は末期症状を呈することになる。「真田丸」の舞台は関東から中部、近畿であって、西日本の大半は...
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名奉行にかけられた疑惑

今年明るみに出た「パナマ文書」の衝撃は、世界の首脳を震え上がらせた。アイスランドでは首相が辞任に追い込まれたほどである。タックス・ヘイブンとかいう天国に、お金を貯め込んでいたらしい。金持ちなんだったら、ちゃんと税金払えよ、というのが庶民感覚...
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天竺へ渡った貿易商人

インドへ自分探しの旅に出掛けるというが、本当に自分が見つかるのだろうか。見つかったとして、それは、どんな自分なのだろうか。そこまでして見つけねばならない自分とは何なのだろう。そんなふうに考えを巡らせることで、自分探しは始まる。インドには自分...
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天の橋立、千人斬り

本ブログにも、たまには名作というのがあって、「最初の日本最後の仇討」はその一つである。日本人は仇討ちが大好きだ。基本的に勧善懲悪が好きなのだろう。悪い奴がやっつけられるとスカッとする。『痛快TVスカッとジャパン』を見る気持ちに通じる。宮津市...
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和泉式部が詠んだ幻の歌

藤原道長は人をからかうのが好きで、和泉式部のことを「浮かれ女」と呼んだ。『和泉式部集(第二)』に、次のような歌が掲載されている。詞書から読んでみよう。ある人のあふぎをとりてもたまへりけるを御らんじて、大とのたがぞと問はせ給ひければ、それがと...
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朱印船で雄飛したグローバル人材

あけましておめでとうございます。今回は静岡とタイのアユタヤを結んでお送りいたします。新春スペシャルの国際リポートです。「微笑みの国」とは、タイ王国の形容である。明るく優しいイメージで日本人からの好感度がとても高く、海外旅行先としては東南アジ...
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徳川の母は信仰の人

秀吉にも家康にも側室がたくさんいた。英雄と出会うことにって運命が翻弄された女性が多く、シンデレラストーリーもあれば涙を誘う悲劇もある。今日紹介するのは家康の側室で、御三家のうち水戸家と紀伊家の血脈の源となった女性である。どのような人生を歩ん...
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誰か是を悲しまざるべけんや

スター・ウォーズならカイロ・レン、忠臣蔵なら吉良上野介。ヒールとか悪役とか悪玉とか、娯楽には欠かせないキャラクターだ。俳優のやるお芝居なら役柄に合うように演技して、観客の憤りを買えばしめたものだ。しかし、歴史上の人物の場合、あえて悪役になろ...