江戸中期 異学を禁じた学問の神様 学問の神様リストに、また一人追加したい。太宰府天満宮の菅原道真、橘神社の橘逸勢、契沖神社の僧契沖、東湖神社の藤田東湖、阿部神社の阿部正弘に続くのは、栗山記念館の柴野栗山(しばのりつざん)先生である。先日、文部科学省の教員勤務実態調査で、小中... 2017.05.16 江戸中期
江戸中期 オランダ伝来の飛行船!? 初めて飛行機に乗ったのは大人になってからだが、地上を離れた瞬間の感動は今も忘れていない。人には本能的に空への憧れがあると思う。この大空に翼を広げ翔んでゆきたいのだ。日本航空史という分野があるか知らないが、その歴史は、天明五年(1785年)の... 2017.04.25 江戸中期
江戸中期 おろしあ国で見た夢 「おろしあ」とは江戸時代におけるロシアの呼び名だが、「おふらんす」とは言葉の重みが違う。「ロシア」を巻き舌で発音すると「ォロシア」と聞こえるが、これが正しい発音かどうかは知らない。『おろしあ国酔夢譚』をお読みになったことがあるだろうか。井上... 2016.11.25 江戸中期
江戸中期 芸術へと昇華した殺人事件 戦争は、生々しい記憶が薄れるにつれ、美化され歴史ロマンとして語られるようになる。しかし、その実態は人が人に殺されることに他ならず、美しい死などなかったはずだ。それでは、殺人事件はどうだろう。殺人は卑劣でむごたらしく、ロマンで語るにはふさわし... 2016.10.14 江戸中期
江戸中期 馬を輸入した暴れん坊将軍 今月21日に行われた中央競馬で、5レースの1着馬を全て当てるWIN5(5重勝単勝式)の払戻金が、史上最高額の4億2012万7890円となったようだ。的中者は、たったの一人。「人間万事塞翁が馬」のとおり、人生は予測がつかない。ギャンブルの話を... 2016.08.30 江戸中期
江戸中期 暴れん坊将軍の母とその母 内野聖陽の演じる家康も秀逸だ。おっちょこちょいでありしたたかであり、人間的な魅力がある。家康の実像、さもありなんと思わせる好演である。その家康の母方の祖母は『真田丸』に登場しないが、このブログでは紹介したことがある。今日は暴れん坊将軍吉宗公... 2016.08.28 江戸中期
江戸中期 食料安全保障の神様 「芋侍(いもざむらい)」はバカにした言い方だが、「芋代官(いもだいかん)」は敬意のこもった呼び名である。「いも代官様」と呼ばれるその人の名を、「井戸平左衛門(いどへいざえもん)」という。大田市大森町に「井戸神社」が鎮座する。明治12年5月2... 2016.06.21 江戸中期
江戸中期 大航海時代を支えた銀山 世界遺産・石見銀山のバスの運転手さんは親切だ。大森代官所跡でバスを降りるとき、「自転車は絶対、借りた方がいいよ」とアドバイスしてくれた。観光マップを手に入れ準備万端だったが、自転車の必要性までは感じていなかった。ま、ここは地元の方の言うよう... 2016.06.15 江戸中期
江戸中期 万骨枯るる朝鮮出兵 秀吉の朝鮮出兵は、韓国ではしばしばドラマや映画になる。国を守った民族の英雄・李舜臣の活躍を描くためである。いっぽう日本では、秀吉政権の汚点であることからドラマ化されることはほとんどないが、2年前の大河『軍師官兵衛』では比較的詳しく扱っていた... 2016.05.22 江戸中期
江戸中期 文殊さまの智恵の輪 頭がよくなりたいという願いなら、神社なら天神さまで、お寺なら文殊菩薩だ。「三人寄れば文殊の知恵」のように、文殊は知恵をつかさどる菩薩として、今春も受験生から篤く崇敬された。今月16日の報道で「廃炉に3000億円もかかる」と不良物件扱いされた... 2016.02.28 江戸中期