戦国

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最高度に発達した最末期の山城

うちには何枚ものレーザーディスクがあり、とりあえずLDプレーヤーも保管している。アナログ方式の最高峰というべき記録媒体であったが、DVDの普及で急速に姿を消し、今やすっかり忘れ去られている。中世山城も同じだ。総石垣を特徴とする近世城郭の普及...
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名族が築いた見事な山城

まだ『鎌倉殿』にこだわっているので話を始めるが、伊賀の方(のえ、菊池凛子演)は夫の義時に毒を盛った。んなわけねーだろと片付けられないのは、藤原定家『明月記』に記録されているからだ。安貞元年(1227)4月11日条には、承久の乱に与して潜伏後...
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山岳城郭ネットワーク

登山の好きな人は縦走の醍醐味をよくご存じであろう。最初のピークに立つと次のピークが遠くに見える。あの稜線、あの距離をこれから走破するのだ。高揚感とともに、山から山へと渡っていく。その縦走路に城跡があればなおいい。戦国武士も同じ景色を見ていた...
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巨大井戸を恐る恐る覗いてみた

山城には堀切、土塁、切岸など様々な防御施設があるが、守りを堅くしていればよいわけではない。欠かせないのは井戸である。飲料水が確保できなければ戦闘を継続しがたい。水に困った城兵はそれと悟られないために、馬に白米をかけて洗うそぶりをしたという。...
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居住まいを正す烏帽子形城

サザンの曲に、遠くに見える「えぼし岩」が登場する。実際に見ると少し傾いた三角形で、確かに引立烏帽子のような形をしている。本日は烏帽子形(えぼしがた)城という城跡を訪ねる。どんな形をしているのだろうか。山の名は金剛山、標高は385mである。こ...
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美しき山城で企てられた陰謀

「外国と通謀して日本国に対し武力を行使させた者は、死刑に処する。」刑法第81条である。裏切り行為を禁じた規定だが、いまだかつて適用されたことがない。さすがにここまで大それた犯罪は今後もないだろう。だが、外国を敵方、日本国を味方に置き換えると...
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よく軍機を調え芸州には赴きたまへ

唐の太宗李世民の言行録である『貞観政要』は、リーダー論として現代の経営者によく読まれている。ポイントの一つは諫言を受け入れること。太宗に魏徴という家臣がいた。貞観十三年、天下は太平だが、おごりが目立つようになってきた。これを憂えた魏徴は十か...
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元就が封印したつらい記憶

骨肉の争いとはよく言ったもので、骨と肉が争ったら身体がぶっ壊れてしまうだろう。豊臣秀吉と秀長兄弟のように仲良く天下統一に邁進すればよいが、足利尊氏と直義兄弟のように誰が敵味方か整理できないのは困る。一番悲劇的なのは後継者争いの当事者になるこ...
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三浦義村の子孫、作州勝山で殿様となる

大河『鎌倉殿の13人』では、山本耕史演じる三浦義村が常にキーパーソンとなる。最後まで生き残るのは、こういう男なんだなと思わせる。しかし、この三浦氏も義村の子の代に滅ぼされてしまう(宝治合戦)のだから、鎌倉の権力闘争は本当に怖い。本日は三浦氏...
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笠岡で出逢った巨匠二人

芭蕉といえばよく旅をしている印象が強いが、意外にも西国には来ていない。「詩歌の聖地(柿本人麻呂・前)」でレポートしたように、明石が最西端の足跡である。これに対して、芭蕉が尊敬する宗祇は、奥州のみならず九州にも旅している。本日は九州に行きがて...