室町

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美濃に都文化の花開く

斎藤道三は下剋上の典型的大名だが、その道三に乗っ取られたのが美濃国の守護代の地位にあった斎藤家である。芥川龍之介『芋粥』に登場する藤原利仁の後裔だという。在京することの多い守護の土岐氏に代わって、15世紀後半には全盛期を築いた。今日はその頃...
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行方知れずの菊水

「菊水」といえば、‘ちょいと出ました私は’の「河内屋菊水丸」か「ふなぐち菊水一番しぼり」という酒缶に思えてならない。それでもやはり「菊水」は、大楠公をはじめ楠木一族の紋所であり、忠君愛国を象徴する紋様である。デザインとして流麗で気品がある。...
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一休さんの子ども

一休さんといえば、ポク、ポク、ポク、チーンである。とんちで見事に難問を解決してみせるのだが、よく言えばとんちで、下手をすれば屁理屈と言われかねない。あんな小生意気な小僧が大人になったらどうなるのか。一休宗純、臨済宗の高僧となる。高僧とはいえ...
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だけども問題は今日の雨、みのがない

外出先でのことである。急な雨に降られたが、あいにく傘がない。困って近くの民家を訪ね、「申し訳ありませんが、傘を貸してくださいませんか」と頼んだ。すると若い女性が出てきて、だまって新聞記事を差し出す。そこには「都会では自殺する若者が増えている...
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仮幕府で見たはかない夢

日本史上には三つの幕府が存在したが、権力の頂点のあるはずの征夷大将軍の実力は必ずしも高くなかった。鎌倉幕府では、源頼朝こそ将軍にふさわしい指導力を発揮できたものの、後に続く将軍は飾りに過ぎなかった。「いざ鎌倉」において奉公する対象は北条氏だ...
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雁の夫婦愛と平和への願い

時々読めない漢字に出会うことがある。下の写真の「鴈」がそうだ。もっとも、隣の石柱に「雁」とあるからそれだと分かる。この石柱の裏面に「この碑は室町時代文明年間から語り伝えられた水鳥の夫婦愛の物語を記念して建てられた供養塔である」を刻まれている...
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鹿殺害処断の記憶

堤防や橋梁など大規模工事において人柱が立てられたとの伝説を見かけることがある。もちろん古い話で虚実を確かめようもないのだが、荒唐無稽に思えないところに伝説が今に語られる理由がある。難航を極め出来そうに思えなかった工事が完成した。それが人柱の...
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中世土民の生きる力

土一揆と百姓一揆はどう違うのだろう。中世と近世で呼び名が異なるだけだろうか。百姓一揆は首謀者が処刑されることが多かったが、土一揆はどうだったのだろう。土一揆の史跡の決定版を訪ねた。奈良市柳生町に「正長元年柳生徳政碑」がある。国指定の史跡であ...
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世界遺産の名水

夏の暑い日に山で湧き水を飲んだことは、眩しいまでに鮮烈な思い出になっている。それほど劇的な状況で水に辿り着いたわけではない。車で通りかかった場所に湧水があり飲めるようにしてあったのだ。ただ喉の渇きと自然の水が飲めるんだなという単純な理由が、...
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御先祖様の顕彰

10月2日は「結城朝光の日」だと結城市が定めている。その心は? 結城市ホームページから引用しよう。1180(治承4)年10月2日、14歳の結城家初代「結城朝光」が、隅田川のほとりで源頼朝に面会し、元服し、家臣となったことが『吾妻鏡』の中に記...