gyokuzan

古墳

離ればなれになっても好きな人

かつて歴史と文学は一体であった。『古事記』だってそうだ。何らかの史実があったのだろうが、語られるうちにフィクションで装飾され、物語性が増している。そしてフィクションでありながら、人間性の本質を描き出し、文学性を高めている。だから1300年の...
戦国

地中から出現した岩

野田のしょうゆ会社として有名なキッコーマンは、漢字なら「亀甲萬」と書く。確かに、亀の甲羅の模様を思わせる六角形のマークの中に萬という漢字がある。「亀は万年」というおめでたい意味があるようだ。「亀甲」は、「きっこう」と読めば亀の甲羅か六角形の...
古墳

日本最古だった製鉄炉跡

ブログ開設以来の総アクセス数が48万を突破しました。これもひとえに皆様のおかげと感謝し、いっそうの精進を誓います。今後ともよろしくお願いいたします。今は静かな中国山地が我が国の製鉄業の中心地だったことは、あまり知られていない。平成20年(2...
平安

狼なんか怖くないことない

オオカミなんて見たこともないが、神様になっているくらいだから、確かに存在していたのだろう。象のようなガネーシャが、象の棲むインドで神様になっているように。本日は商売繁盛のガネーシャではなく、盗難悪疫除けのオオカミ様のお話である。津山市桑上に...
大正

ふるさとに学校をつくった成金

玄関で「暗くてお靴が分からないわ」と言われたらどうするか?「どうだ明るくなったろう」とお札を燃やして見せよう。むかしの成金みたいに。歴史の教科書や資料集には必ず載っている、あの風刺画のように。タイトルは「成金栄華時代」、作者は今年生誕120...
江戸後期

峠越えを見守ったお地蔵様

ラーメン橋は、ラーメンを食べるためのラーメン箸の間違いかと思ったら、そんな橋が実際にあるという。太い細いとかちぢれとかではなく、がっちりガチガチに剛結合で造られた、いわばバリカタの橋である。橋はピン接合のトラス構造で造られることが多く、幾何...
大正

日本の国民歌「ふるさと」

午後5時に防災無線から流れてくるのは唱歌「ふるさと」のメロディである。以前、二人の女子中学生が帰り道にメロディに合わせて「うさぎ追いしかの山」と歌うのを見たことがある。なんとのどかであることか。実際によく現れるのは野ウサギではなくサルだが、...
平安

霞の里を求めて因幡へ

いまなら週刊誌記者に追いかけ回されたであろう。あるコラムに『和泉式部日記』が「平安の不倫マニュアル」と評されていた。当時の男たちも心奪われたが、後世の人々も気になって仕方なかった。おかげで各地に史跡が残っている。このブログでも、藤原道長の揶...
戦前戦中

通行止めの中央分水界

平成30年7月豪雨は西日本各地に未曽有の災害をもたらした。都市部ではかなり復興が進んだようだが、山間部ではいまだに通行止めとなっている場所がある。本日紹介する物見峠もその一つだ。私がこの峠を越えたのは豪雨のひと月ほど前だった。県境を越えてし...
戦国

戦国因幡の政治的拠点

もうひと月ほどで、11月11日の「西陣の日」がやってくる。昭和42年(1967)に制定された記念日である。この年は応仁の乱から500年の記念の年だった。山名宗全の西軍が本陣を置いた場所は「西陣」と呼ばれるようになり、文明9年11月11日に乱...