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江戸後期

架かる橋のありがたさ

なくてはならないのに、ふだんそのありがたみに気付いていないもの。例えば、橋。目の前に向こう岸が見えても、橋なくして渡ることができない。人が飛び越えられるほどの幅であっても、車なら無理だ。交通の歴史は橋の歴史と呼んで過言はない。橋のない川に橋...
明治

養蚕業の普及功労者

皇后さまは今月11日、皇居内の紅葉山御養蚕所で「御養蚕始の儀」に臨まれた。蚕の品種は純国産種の「小石丸」である。高級だが生産性が低いため、御養蚕所の他にはあまり飼育されていないそうだ。本日はかつて日本の主要産業であった養蚕業の普及についての...
江戸前期

今も慕われている改易大名

毎年8月15日に黒坂納涼まつりが鳥取県日野郡日野町黒坂で行われている。この時期になると、赤地に黄色の家紋を染め抜いたのぼりが城跡や城下町に彩りを添える。家紋には羽を立ててとまる美しい蝶が描かれており、「撫角揚羽(なかくあげは)」と呼ぶそうだ...
南北朝

大要害によじ登りながら

山城に登りながらこう考えた。ゆっくり歩けば時間がかかる。杖がなければへとへとだ。よそ見をしてると踏み外す。とかくに山城の坂は登りにくい。だからこそ守りに適しているのだろう。地形が険しく守りに適した場所を「要害」と呼ぶ。山陰には「要害」と呼ば...
戦後

地名に秘められたパワー

銭函駅がどこにあるのか知らないが、入場券を持っている。昔ながらの硬券で「49.12.22」の日付が入る。愛国駅から幸福駅までの切符も持っている。こちらはずいぶん前に廃止になったと聞いている。日付は「49.12.14」。昭和49年である。19...
戦国

われ義心ここに極まれり

時流に乗って生き延びた者が勝者かもしれない。その代表は前田利家・利長父子だろう。信長、秀吉、家康と上手に渡り歩いて、日本一の大名となった。柴田勝家か羽柴秀吉か、石田三成か徳川家康か。現代の私たちなら迷いはないが、どう転ぶのか分からない当時の...
江戸前期

備作国境を守った藩家老

ブログ開設以来の総アクセス数が55万を突破しました。これもひとえに皆様のおかげと心より感謝し、有益な情報が提供できるよう一層精進いたします。今後とも、どうかよろしくお願いいたします。知っている人には当たり前だが、知らなければ手に負えないのが...
安土桃山

美作最大の戦国大名の敗戦

後藤又兵衛は日本史のゴールデンタイムに生きた武将だから、大河ドラマにしばしば登場する。『軍師官兵衛』では塚本高史、『真田丸』では哀川翔が演じた。両者を比較する向きがあるが、単純には比べられない。演じたのが人生の若き日かクライマックスかの違い...
古墳

全国屈指の知られざる古墳

百舌鳥・古市古墳群は仁徳天皇陵などの前方後円墳が有名だが、49基の構成資産のうち7基は円墳である。特に大きいのは大安寺山古墳と青山古墳で、ともに直径62m。大きいから世界遺産になったわけではない。もっと大きな円墳はたくさんある。このブログで...
古墳

すもうとり山とギリギリ山

大相撲夏場所が中止となった。3月の春場所は無観客試合で乗り切ったが、ついに無力士となった。これでは試合にならないので、残る方法は一人相撲しかないのではないか。一人相撲なら私もよくやっているが、「一人角力」という神事が愛媛県の大山祇神社で行わ...