gyokuzan

戦前戦中

機銃掃射の証人

「南の方角から小型機が2機現れ銃撃してきました。偶然一緒に走っていた2人の男性が塀の側へと伏せたところへ,機銃弾が直撃し,1人は腹を撃たれ,もう1人は鉄かぶとをがぶっていた頭部に被弾しました。おそらく2人とも助からなかったと思います」米軍の...
安土桃山

佐々成政,無念の地

熊本の武将といえば,加藤清正の人気が抜群だ。生誕450年・没後400年が近いということで,「清正くん」という,まんまの名前が付けられたゆるキャラが活躍している。それに比べてと言ったら気の毒だが,清正公の前領主である佐々成政は…。尼崎市寺町の...
南北朝

怨霊となった南朝忠臣

後醍醐天皇の一宮(いちのみや)・尊良親王は元弘の乱の失敗で土佐に流される。忠臣・秦武文(はだのたけぶん)は一宮の御息所(みやすどころ)を土佐へお連れしようと尼崎から船出しようとするが,海賊・松浦五郎に襲われる。御息所を助けようと舟に乗せたは...
明治

ユニチカの原点

風吹ジュン,手塚理美,紺野美沙子…これで分かったらかなり詳しい。ユニチカマスコットガールである。1974年に初代の風吹からスタートして,現在は17代目が活躍しているという。これだけでもずいぶんの歴史があるが,ユニチカの原点はさらにさらに遡る...
江戸前期

今治の仇を尼崎で討つ

曾我物語,伊賀越,忠臣蔵とくれば日本三大仇討である。いずれもドラマティックな展開で後世の人々の心を惹きつける。劇化すれば美しい物語であっても,史実では陰惨な出来事に違いない。仇討は人間の情念の塊りのような事象である。尼崎市東本町一丁目の辰巳...
源平

早めに別れさせられた静御前

「いかに静,このたび思はずも落人となり落ちくだるところに,これまではるばる来りたるこころざし,かへすがへすも神妙なり。さりながら,はるばるの波濤をしのぎくだらん事しかるべからず。まづこのたびは都にのぼり時節を待ちさふらへ」(ああ静よ,このた...
源平

義経,終わりの始まり

勢いのあるうちに選挙を,とは現代の政治家が言っていることだが,確かに調子のよい時には結果もついてくる。逆もまた然りで,まさに泣きっ面に蜂,下り坂を転がる石のように落ちていく。源義経の人生はそのようなものだ。非凡だからドラマになるのだ。屋島の...
江戸中期

摂州皿屋敷

いちま~い,にま~い…井戸から皿を数える声が聞こえる。皿を失くしたことで責め殺され,井戸に沈められたお菊の声だ。ご存知,播州皿屋敷とか番町皿屋敷とか呼ばれる幽霊話である。暑くなるのがやや遅めの今年だが,涼を誘うことで暑さも呼び込むことにしよ...
戦後

こいが,空に,泳いで

5月が終わろうとしているが,今さらながら鯉のぼりである。気候の変動が激しかったこの一か月,暑かったり寒かったり,風によって尾鰭が綱に引っかかることもあれば雨でだらんと垂れ下がることもあった空泳ぐ魚,その存在を讃えずにはいられない。道往く人々...
江戸中期

大自治体・尼崎4万石

幕藩体制において譜代大名は要地に配される,と学習した記憶があるが,尼崎藩はその典型だろう。大坂に隣接するこの地は経済的にも軍事的にも要となるため,城持ちの譜代大名が入封した。戸田氏,青山氏を経て,松平氏の治世は160年間続いた。松平と名乗る...