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特集

世界の中心で跪(ひざまず)く(中国その七)

クエイ! イーコウ,アルコウ,サンコウ… ひれ伏せ臣下どもっ! 映画かパソコンの中でしかありえそうにないことが現実だったことを理解した。これだけ巨大な権力装置を構築されたら何人もひれ伏さざるを得ない。三跪九叩頭の礼はこの場所にこそ相応しい。...
特集

祝・中華人民共和国建国60周年(中国その六)

中華人民共和国中央人民政府今天成立了!と毛沢東が宣言してから60年になった。中華人民共和国北京市東城区に「天安門」がある。今夏に訪れた時には久しぶりの化粧直しで足場が組まれていた。10月1日の記念式典に向けて念入りに作業が行われていたはずだ...
安土桃山

無血開城の英雄

無血開城といえば本朝ならば西郷隆盛に勝海舟,遠く異朝をとぶらへば北京解放時の国民党軍の傅作義将軍が思い浮かぶ。戦国の世ならば最後の一兵まで戦うのかと戦うのかと思ったら,そうでもなさそうだ。負けると分かっている戦いは無駄以外の何物でもない。大...
特集

天を祀る天子(中国その五)

天高く…の季節になった。天を仰ぐと自分の小ささに気付く。おそらくは帝であってもそうであったろう。天子である帝が天の子として天帝を祀ることは,とりわけ重要な祭祀である。その遺跡が中国では世界遺産となっている。中華人民共和国北京市崇文区に「天壇...
特集

月から見える万里の長城(中国その四)

万里の長城が本当に月から見えるかどうかは知らない。しかし,誇大広告であっても,そう思わせるだけのスケールはある。夏だったので遠くが霞んで見えなかった。どこまで続くのかと,現地案内をしてくれた方に聞いたが,困った顔をして説明できないと言われた...
特集

忘れられた聖蹟(後)

聖蹟といえば,首都圏の方なら聖蹟桜ヶ丘が思い浮かぶだろう。ここは明治天皇ゆかりの地だ。発展に次ぐ発展を遂げる日本を導いた明治大帝の足跡は,聖蹟と呼ばれるに相応しい。昭和天皇はどうか。昭和天皇の聖蹟を訪ねてみよう。総社市窪木の長良山に石鎚神社...
特集

忘れられた聖蹟(前)

天皇陛下が御出でになると聞けば沿道には大勢の人々が参集する。小旗を持ちケータイを構え親しみを込めて手を振って奉迎する。国民との距離が近い現代の皇室の姿である。戦前には想像もつかなかったことだろう。聖上陛下の神々しい御英姿には,臣民は恐懼感激...
平安

東北の英雄を近畿で偲ぶ

歴史的評価は移ろいやすいもので,反乱という言葉が抵抗に置き換えられている。朝廷から見ると王化に従わぬ不届き者であっても,現地の民衆からすると圧政と闘う英雄だ。こうした例の代表格が阿弖流為(アテルイ)である。枚方市牧野阪2丁目の牧野公園(阪上...
特集

400年後に貢献する皇帝(中国その三)

帝の墓に入るのは滅多な事ではできない。天皇家の墳墓なら参拝するのみだ。人民の国家,中国では皇帝の墓が観光地になっている。商魂たくましいのではなく,観光することで皇帝の偉大さ,国家権力の強大さを実感させる効果があるのだ。中華人民共和国昌平区十...
江戸中期

火消し地蔵

備中玉島の地蔵が江戸の火事を消したという。だから伝説はおもしろい。まったくの架空の物語ならイマジネーションがすべてである。しかし,伝説には痕跡がある。目の前に縁の物があるだけにリアリティがある。それが語り伝えられたという現実がある。倉敷市玉...