鎌倉

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天下第一の楽地

確かに「繁華街」と「歓楽街」は似ているが違う。どちらも華やかなのだが、昼に子どもも含め老若男女問わず楽しめるのが繁華街で、夜に酒と泪と男と女みたいなのが歓楽街というイメージがする。現代日本で最も有名な歓楽街は新宿の歌舞伎町だろうか。今日は8...
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承久の乱発祥の地

吉川弘文館が『敗者の日本史』シリーズを刊行している。ある意味、歴史は勝者のものであり、敗者は不当に貶められている面がある。敗れし者といえども、ポリシーなり志を抱いて人生をかけて争ったのだから、人の生き方として肯定的に評価すべきであろう。勝者...
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中学生が発見した屋根石

楠木正行の像があり三好長慶の城があったという飯盛山に登ろうとしてあきらめた。それまでに十分歩いていて体力の限界を感じたことと、陽射しがますます傾いて時間の限界を感じたことによる。それでも登山口で珍しい石塔に出会った。大東市野崎二丁目に「石造...
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諸行無常の響きあり

自由になりたいと思ってもなかなかそうはいかない。心配なことはあるし、したいことはあるし、時間もないし金もない。歳はどんどんとっているし胃の調子も悪いし長生きできるか覚束ない。人に生老病死の憂患(うげん)ありである。京都府相楽郡笠置町大字笠置...
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鎌倉御家人の実力

『一遍聖絵』には、一遍が筑前のある武士の館を訪れ主人に念仏札を渡す場面がある。ここに描かれている武家屋敷からは、矢倉門、板塀、堀、土塁など典型的な特徴を見取ることができる。そして門番の家来、動物では馬、鷹、犬が描かれ、戦いへの備えをしていた...
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名門中の名門伝説

御落胤伝説というのがある。その子が出世できたのは落胤だったせいだというし、ばれないように証拠は残さなかったともいう。調べてみると源頼朝の御落胤との噂がある武将はけっこういるものだ。有名なところでは島津忠久、そして大友能直、さらに今日の史跡に...
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排斥されなかった関東遺老

名族とは長く続いた家系のことだ。公家の藤原氏一族はその典型であるが、むしろ幾度もの戦乱を経験した武家にこそ、名族との冠称はふさわしい。鎌倉から南北朝を経て室町、戦国と動乱の中世において家名を存続させたことに価値がある。結城市大字結城(浦町)...
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鎌倉幕府に殉じた武将

中世、近世、近代と数百年間にわたって家名を存続させるのは至難の業だ。武家は歴史の大河の中で、かつ消えかつ結びて久しくとどまりたる事なし、である。そんな中で争いの世を生き抜いた名家が2つある。薩摩の島津氏と奥州の南部氏である。今日は南部氏滅亡...
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跳ねば跳ねよ踊らば踊れ

「踊念仏」を一度見てみたかった。一遍、時宗とくれば、このキーワードだ。歴史の授業でそう習った。易行を特色とする鎌倉仏教において、踊りは誰をも法悦の境地に導くパフォーマンスである。平成16年9月23日、時宗総本山遊行寺で踊念仏があるというので...
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日蓮聖人を救った奇跡

宗教に奇跡はありがちなことだ。イエスも弘法大師もマジシャンのように奇跡を起こす。奇跡を科学的に説明しようとする向きもあるが、信仰に理屈はいらない。信ずる者のみが救われるのだ。日蓮聖人もまた奇跡の人だ。様々な法難にも挫けず布教を続け、今日の日...