江戸後期 架かる橋のありがたさ なくてはならないのに、ふだんそのありがたみに気付いていないもの。例えば、橋。目の前に向こう岸が見えても、橋なくして渡ることができない。人が飛び越えられるほどの幅であっても、車なら無理だ。交通の歴史は橋の歴史と呼んで過言はない。橋のない川に橋... 2020.05.29 江戸後期
江戸後期 医療最前線に斃れた名医 公益社団法人日本麻酔科学会という、かなり専門的な組織がある。麻酔なら私も歯の治療で大変お世話になった。世の中に麻酔の技術がなかったら、どれほど苦痛なことだろうか。日本麻酔科学会の先生方、今後ともよろしくお願いいたします。ちなみにこの学会のシ... 2020.03.29 江戸後期
江戸後期 米子皿屋敷の舞台を訪ねて 「いちまーい、にまーい、さんまーい……じゅーまーい、じゅーいちまーい…じゅーはちまーい」「おいおい、お菊さん、あんたが数えるのは9枚までじゃないのかね」「なに言ってんだい、働き方改革さ。倍数えたから、明日は休ませてもらうよ」幽霊であっても、... 2020.02.04 江戸後期
江戸後期 ここでも祝・種痘普及170年! 先日、インフルエンザの予防接種を受けた。ずいぶん前に罹患して何日も寝込んだことがあり、頼むから罹らないでくれと祈るような思いで接種した。ここで注目したいのは「接種」である。弱毒化しているとはいえ、わざわざ病原菌を体の中へ入れるとは、なんと勇... 2019.12.19 江戸後期
江戸後期 峠越えを見守ったお地蔵様 ラーメン橋は、ラーメンを食べるためのラーメン箸の間違いかと思ったら、そんな橋が実際にあるという。太い細いとかちぢれとかではなく、がっちりガチガチに剛結合で造られた、いわばバリカタの橋である。橋はピン接合のトラス構造で造られることが多く、幾何... 2019.10.18 江戸後期
江戸後期 法燈何ぞ独り千春を照らすのみならん 天地開闢以来、有名な姉と弟と言えば、神話ならアマテラスとスサノオ、近代文学なら与謝野晶子と鳳籌三郎(ほうちゅうざぶろう)であろう。鳳籌三郎の名はあまり知られていないが、「ああ弟よ、君を泣く」の弟である。本日は、奈良朝廷で活躍した姉弟、和気広... 2019.06.28 江戸後期
江戸後期 五千石なのに五万石の繁栄 東洋経済新報社によれば、財政健全度第1位は愛知県みよし市だそうだ。名古屋市のベッドタウンとして人口が増え、自動車関連の企業業績が好調なことから、安定した税収を確保できている。市の財政課は鼻高々だろう。古今東西、行政に財源は不可欠である。江戸... 2019.05.19 江戸後期
江戸後期 生垣に守られ、生垣を守る うちにはブロック塀があるが、無味乾燥で倒壊しても困るので生垣にしたい。とはいえ、金はかかるし手入れは要るし、やはり生垣も面倒だ。よそんちの生垣が端正に整えられているのを見ると、つくづく感心する。本日は江戸時代から残る生垣の紹介である。愛西市... 2019.03.27 江戸後期
江戸後期 祝・種痘普及170年! ブログ開設以来の総アクセス数が40万を突破しました。ひとえにみなさまのおかげと感謝しております。これを励みに今後とも精進していくことをお約束いたします。はしか感染拡大が過去10年で最悪のペースだという。原因となる麻疹ウイルスは、同じ空間で過... 2019.03.17 江戸後期
江戸後期 「敵は本能寺」と言わせた男 磯田道史氏は「歴史をつくる歴史家」として、頼山陽、徳富蘇峰、司馬遼太郎の三名を挙げている。司馬は明治国家の気概を讃美し、蘇峰は尊王論を時代の原動力と説き、山陽は南朝への思慕を詠った。確かにそうかもしれない。史実があるから歴史を語るのではなく... 2019.03.08 江戸後期