江戸前期

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島原の乱、原城突入一番乗り

「一番乗り」というのは何事につけても気分のよいものだ。平昌オリンピック出場決定一番乗りは、アイスホッケー女子のスマイルジャパンだったが、初勝利(対コリア)まで時間がかかり、結果は6位に終わった。「一番乗り」は今、新聞のスポーツ欄の見出しで見...
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我が国最高の月景色

総記事数が1200本となりました。お読みいただきまして、誠にありがとうございます。美しい風景を「八景」と呼んで愛でることは、江戸時代にさかんになった。駅名にまでなっている「金沢八景」は歌川広重が浮世絵に残しているし、千葉の「臼井八景」は本ブ...
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芭蕉が詠んだ沈鐘伝説

日本三大沈鐘伝説地という言い方をするのかどうか知らないが、鐘が沈んでいるという伝説で有名なのは、「筑前の鐘の岬・越前の鐘が崎・隅田川の鐘が淵」(志田義秀『日本の伝説と童話』大東出版社)である。今の地名ではそれぞれ、宗像市鐘崎、敦賀市金ヶ崎町...
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銀座にあった本当の銀座

「ザギンでチャンネーとシースー」と業界人が本当に言っていたのかは知らないが、ザキンこと銀座でバブリーな消費をするのは一種のステータスである。ただでさえ煌びやかな街が「銀」という字でいっそうブリリアントに輝く。こんな街のチャンネーはさぞかし美...
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江戸幕府、もう一つの宗教弾圧

総アクセス数が28万を突破しました。お読みいただきましたこと、深く感謝申し上げます。これからも精進いたしますので、ごひいきのほどよろしくお願いいたします。江戸時代の宗教弾圧といえば、キリシタンや宣教師の処刑を思い起こす。しかし、日蓮の教え受...
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須磨浦の夕暮れ

国境をリフトで越えるなんて、なんてステキなことだろう。そんな夢を叶えてくれるのが、須磨浦山上遊園の観光リフトだ。「せっつ駅」から乗って「はりま駅」で降りると、摂津国から播磨国へ渡ることができる。摂播国境を楽しんでいるのは私だけではない。あの...
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金に困らなくなる巨大アート

青森県田舎館村の田んぼアートは年々その迫力を増しているらしい。今年はヤマタノオロチ伝説と桃太郎が描かれている。新潟市西蒲区のわらアートは、武蔵野美大とコラボした芸術作品である。今年はライオン、ウシ、サイ、ワニ、ゴリラが制作された。どちらの巨...
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おかやま山陽ゆかりの史跡

湧き立つ雲、あふれる光、いよいよ甲子園の夏がやってきた。二度の決勝を戦い抜いたおかやま山陽高校の健闘を祈る。持ち前の粘り強さを発揮し、全国的な知名度を上げてほしい。春夏通じて初出場の私立学校。この学校の沿革、そして地域の歴史をひもとくと、興...
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豊臣の子孫は永く絶えにけり

おかげさまで、本ブログ開設以来のアクセス数が24万を突破しました。これからも、みなさんに読んでいただけるよう精進したいと思います。波瀾万丈の人生というが、その典型は淀殿だろう。十五歳にして二度の落城を経験、一度目は父を二度目には母を失う。そ...
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大石内蔵助のお祖母さん

大石内蔵助と聞けば、中村勘九郎の顔を思い出す。のちに勘三郎となった名優である。大河『元禄繚乱』では、内に思いを秘めながらも、それを他人に知られぬよう振る舞う内蔵助を、見事に演じていた。内蔵助は当時から今に至るまで、多くの人に慕われ、そのゆか...