戦国 雪舟が描いた石地蔵 雪舟の『天橋立図』は、我が国を代表する水墨画であると同時に、歴史地理の貴重な記録である。そこには今より少し短い中世の天橋立が描かれている。水墨画の第一人者との出会いは、天橋立にとって貴重な付加価値となった。およそ水墨画というものは墨のにじみ... 2016.02.14 戦国
戦国 竹千代、そして大御所の駿府 今年5月に生まれたシャーロット王女は、イギリス国民に大人気だ。正式にはシャーロット・エリザベス・ダイアナというお名前である。ダイアナはあのダイアナ妃、王女のおばあさんの名前にちなみ、エリザベスは女王陛下、ひいおばあさんの名前に由来する。エリ... 2015.12.23 戦国
戦国 ザビエルと商人ネットワーク 日本の子どもたちに最も知られている外国人の一人がザビエルである。1549年に来日したので「いごよく伝わるキリスト教」と憶える。どこかの小学校で18782+18782=37564の語呂合わせが大きな問題となったが、キリスト教伝来の年は記憶に値... 2015.11.21 戦国
戦国 信長に先駆けた天下人 天下餅をついたのは信長、こねたのは秀吉、座って喰ったのが家康だ、という有名な狂歌がある。じゃあ、もち米を蒸したのは誰か?近世という時代は、織田信長が一人で切り開いたのではない。今日は、信長に先駆けた天下人の話である。堺市堺区南旅篭町東(みな... 2015.11.03 戦国
戦国 祝・家康公四百年祭 今年、静岡各地は徳川家康でずいぶん盛り上がっている。「徳川家康公顕彰四百年記念事業」が実施されているのだ。四百年前に何があったのか。主催者によれば「平成27年(2015年)の徳川家康公薨去四百年という記念の年」だからだという。2015-40... 2015.02.23 戦国
戦国 下総戦国史を伝える古城址 渡辺綱といえば頼光四天王の一人として酒呑童子の退治などで活躍する猛者である。その子孫には伯太藩主渡辺氏、平戸藩主松浦氏などがある。今日紹介する渡辺氏も同族である。常総市古間木(ふるまぎ)の渡辺食品(株)前に「古間木城址」の石碑がある。史跡は... 2014.11.27 戦国
戦国 豊田城の存在意義について 常総市の旧石下町に旨い酒「紬美人(つむぎびじん)」がある。冬に蔵元を訪ねたので「只今、醗酵中」というにごり活性生酒を買い求めた。酒と炭酸の絶妙なコラボ、醗酵とはこういうことか。寒い中、自転車でペダルを回したかいがあったというものだ。蔵元のお... 2014.11.03 戦国
戦国 井戸から米があふれ出た 仏様にも様々な方がいらっしゃって、とても覚えきれるものでもないが、釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒菩薩の三尊の御名はよく耳にする。性格の違いは不勉強で分からないのだが、有難さは漠然と感じている。この三尊を一同に祀ったお堂のレポートである。取手市米... 2014.10.22 戦国
戦国 生首が動いて戦慄驚動 幼い子供の死ほど悲しいものはない。歴史上もかなり多くの子供が亡くなっているはずだが、現代まで伝わらない場合がほとんどだ。それでも貴人なら悲話として語り伝えられる。「波の下にも都がございますよ」安徳天皇は二位の尼に抱かれて入水して果てるのであ... 2014.09.11 戦国
戦国 亡き息子の思いに応えた名将 偉大な親と凡庸な息子は、政治や芸能の世界にはよくある組合せだ。ついつい比較の対象となって息子はプレッシャーの中で足掻くことが多い。足利義持は父義満の政策にあからさまな反発を示したし、長嶋一茂もミスター2世としてずいぶん苦労した。安芸高田市吉... 2014.09.07 戦国