幕末 ライバルは、寛政十二年 子どものころ、鳥居の上に石をのっけて遊んでいた。投げた石の着地点が、放物線の頂点をわずかに過ぎた点と一致すれば上手くいく。とはいえ、行為として適否を問うならば、いいことではない。鳥居の先は神域である。一礼してくぐるようにしたい。日本一大きな... 2017.05.27 幕末
幕末 オマチストに捧ぐオマージュ 嘉美心(浅口市寄島町)の蔵祭りが9日(日)にあった。この蔵は毎回工夫した企画で大勢の人をもてなす。この日は、初めて披露された酒があった。ならばと、さっそく試飲。美味し!「雄町 純米吟醸」である。雄町米を原料とした酒をこよなく愛するオマチスト... 2017.04.16 幕末
幕末 幕末の絵文字メール トランプさんが何を言おうとあわてない日銀の黒田さん。そのトランプさんとすっかりお友達気分になってる首相の安倍さん。そこで問題です。黒田さんと安倍さんには共通の肩書があります。何でしょうか。答えは「総裁」、日本銀行総裁と自由民主党総裁である。... 2017.02.17 幕末
幕末 尊王攘夷のアジテーター 「アダムが耕しイブが紡いでいた時、だれが領主だったか」14世紀末のイギリスを揺るがした農民一揆、ワット=タイラーの乱の理論的指導者ジョン=ボールは、そのように説教し農奴制の廃止を訴えた。世界史の授業で習った記憶がある方もおられよう。革命運動... 2017.02.12 幕末
幕末 天誅!先鋒としての誇り 「さらし首」という刑罰は、明治12年太政官布告第1号で廃止されるまで存在した。来年は明治維新から150年で、我が国の近代化が大いに顕彰されるだろう。刑罰も近代化の流れの中で、残酷な刑は次第に改められいく。これがその布告だ。凡梟示ノ刑ヲ廃シ其... 2017.02.08 幕末
幕末 幕末の食料安全保障構想 「大和豊年米食わず」という言葉がある。大和平野に適量の雨が降って豊作になると、他地域では長雨や洪水で凶作になる、ということだ。逆に他地域で豊作の折は、大和平野は水不足に苦しむとこととなる。いかに水を確保するか、干ばつとの闘い、それが奈良盆地... 2017.02.05 幕末
幕末 ある代官の死と明治維新 11月3日が「明治の日」という祝日になるという噂がある。この日は明治天皇の誕生日なので、かつては「天長節」、次に「明治節」といい、そして現在は「文化の日」として親しまれている。平成30年(2018)が明治維新150周年となることから、これを... 2017.02.01 幕末
幕末 テロルに斃れた改革派 戦国や幕末はロマンで語られるが、本当は血で血を洗うような、平和とは真逆の時代だった。特に幕末はテロルの嵐が吹き荒れ、多くの優秀な人材が失われている。激しい戦いも、テレビを前に対岸の火事のように眺めるから面白いのであって、渦中に身を置いていた... 2016.10.02 幕末
幕末 維新を前に散った志士たち 尊王攘夷運動をどう理解するかは、歴史の難問である。この運動が、天皇を頂く中央集権国家を形成する原動力となったことは確かだ。つまり「尊王」という側面からは、日本の近代化を促したものと評価できよう。一方、「攘夷」は排外主義である。鎖国と何の違い... 2016.01.18 幕末
幕末 開国の功労者の左遷 こんな誤解がある。優柔不断な幕府は、軍事力を背景としたペリーの要求に屈し、日米和親条約を結んだ。実際のところ、幕府代表団はペリーに対して粘り強く交渉している。相手の要求を理解し、こちらの立場を主張し、もちろん礼儀をわきまえ、対等に渡り合った... 2016.01.10 幕末