安土桃山

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琉球守を拝受した武将

神聖ローマ帝国のことを「神聖でもなければローマでもなく、帝国ですらない」と批評したのは、啓蒙思想家ヴォルテールだ。現代でも民主主義を冠する独裁国家があるから、国号が実態と異なってもよいのだろう。ここでは「めざせローマ!」という気持ちを込めて...
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上方合体の議に定めたり

東西南北の方位がつく名字はたくさんあるが、そのうち多いのは「北」と「西」だそうだ。それには理由があり、南や東に開けた土地に家を構えたからだという。なるほど、「家の作りやうは夏をむねとすべし」という兼好法師の至言が思い出される。南向きは家が明...
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不安定な斜面の心安らぐ空間

ジョージア(かつてのグルジア)にカツキの柱(Katskhi pillar)という岩があり、その上に教会が建てられている。天国に一番近い教会と呼ばれているそうだ。建てにくい場所に建てる。合理性に欠ける行為がなぜ行われるのか。以前に「三徳山投入...
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小さな山城の大きな堀切

近世城郭の美しさが扇の勾配をなす石垣にあるのなら、戦国山城の迫力は大堀切にあると言って過言ではない。近世城郭では石垣や御殿を築くのに対して、戦国山城では曲輪、切岸、堀切を削って造る。自然の山をいかに削って城砦とするか。現場監督のできるプロフ...
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進退窮まった武将の最期

十年以上前のことである。リビアのカダフィ大佐が血まみれになって拘束される映像とともに、その死亡が報道された。国連演説で国連憲章を放り投げたとか、セントラルパークにテントを設営しようとして拒否されたとか、エピソードが懐かしい。結局テントが建て...
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絶景スポットと山城の関係性

神南備山展望台は津山の市街地が一望できる絶景スポットである。かつては夜景スポットとして知られていたが、風紀上よろしくなかったためか、今は夕方には施錠されるようだ。まあ夜景もいいが、ここは眺望を楽しみたい。遠くは泉山(いずみがせん)、その手前...
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執権北条氏の末裔が築いた堅城

古墳も山城も終末期にもっとも技巧的になる。その特色は古墳では精巧な石組、山城では横堀や畝状竪堀に見られるように思う。本日紹介する山城は大規模かつ見応えのある造りで、つづら折りの険しい登城路を息切れしながらも登る価値がある。さっそく紹介しよう...
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毛利勢最前線の堅城

東西の峰がある麦飯山(むぎいやま)城には四度目のチャレンジでコンプリート出来た。最初は何年前のことだったか横田公園から西峰に登ったものの、頂上付近が藪と化していたため撤退した。二度目は比較的最近のことで西峰登頂に成功し、二重堀切を二か所確認...
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最後まで頑張った宇喜多の城

「ご挨拶代わりに」とちょっとした贈り物をするのは、私たちの美徳だろう。もちろん手ぶらでも何の問題もないが、ちょっとした気遣いはうれしいものだ。これは現代の職場に限った話ではなく、封建領主でも事情は同じらしい。本日は名門越前松平家による領民へ...
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岡山県北の倉敷にあった名城

岡山県の倉敷市というと、美観地区、瀬戸大橋、ジーンズなどで全国的に知られる都市である。市制を施行する前、すなわち明治半ばから昭和初めまでは「倉敷町」であった。ところが県北にも「倉敷町」があり、どっちがどっちやねんと混乱が生じたらしい。そのた...