大正

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美貌の人妻からの問いかけ

先日、水曜日のダウンタウンで「名前が数字の人 一から百まで存在する説」をやっていた。いぶかしげに見ていたのだが、本当の話だった。それぞれの名前には、親の思いが込められていて微笑ましい。有名な山本五十六元帥は登場し、直木賞の直木三十五は出てこ...
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こんなよい月を一人で

今年のスーパームーンは今月4日0時47分だった。その時間に見たわけではないが、確かに夜の底が青く照らされ、見上げると眩しいくらいに白い満月があった。月の美しさに心打たれる経験は、古今すべての人にあるだろう。貴人はその感慨を詩歌に表現してきた...
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生糸輸出、金解禁、将門の祟り

「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」と言われる。政治家なら名を残すだけでなく、銅像になって姿を留めることができる。それで人の記憶に留まるのかと言うと、そう簡単ではないようだ。本日は、銅像まで残しながら、やがて像が失われ、今その名まで忘...
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行く水のせゝらぎ澄みて

美しい町には水がある。水は人々の生活を支えるだけでなく、街の雰囲気に潤いを与える。そんな町に歌詠みがやって来るとどうなるか。詩情あるところに歌が生まれ、歌あるところに旅情が生まれる。歌人としては釈迢空(しゃくちょうくう)、学者としては折口信...
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トリックなしのウヰスキー

ウイスキーもハイボールも飲まないが、「ウイスキーが、お好きでしょ」のCM(サントリー角瓶)は見入ってしまう。たぶん井川遥のせいだろうと思う。角瓶の歴史は古く、サントリー創業者の鳥井信治郎が「スコッチに負けない」との意気込みで昭和12年に完成...
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古代役所の必須アイテム

記事が1100本を超えました。いつもありがとうございます。読めない字の一つに「鑰」がある。答えは「ヤク」で、意味は鍵のことだ。鍵が見つからなくてあわてたなど、その大切さは誰もが身に染みて分かっているだろう。もう一つ大切なものと言えば、印(ハ...
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祝・民生委員制度創設100周年!

5月12日は「民生委員・児童委員の日」だった。私たちが安心して暮らせるのも、民生委員さんが地域住民の見守りや相談で活躍してこられたおかげだ。「卒業式の来賓でお見かけする程度で、あまりよく知らないな」という方のために、百年前の話をすることとし...
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廃墟とコンテンポラリー・アート

「セトゲー」というから「モバゲー」の一種かと思ったら、ちがっていた。瀬戸内は変化に富む多島美で知られているが、コンテンポラリー・アートが施されることで、美観はいっそう高まった。さらに、その作品を船を使って巡礼するという楽しみがあるのも魅力だ...
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人は「話せばわかる」のだから

話が通じない人は世の中に少なからずいるのが現実だが、政治や教育においては「話せばわかる」が基本原則でなくてはならない。言論の府が国会であり、言語能力を学校で身に付ける。国会でも学校でも、暴力は徹底的に排除しなくてはならない。人は「話せばわか...
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春の山のうしろから

レンコンは穴が美味いそうだし、Webデザインは余白が美しいという。「ない」から素晴らしいと評価されるのは短詩形文学の世界でも同じこと。以前に一行詩の文学碑を紹介したことがある。その記事では、尾崎放哉の自由律俳句から話を起こした。今日は、放哉...