大正 今も愛される『蝶々夫人』 バレエダンサー熊川哲也の超絶カブリオールを生で見たことがある。高くジャンプしてパンパンと2回両足を合わせるのだ。まさに身体芸術の極みであろう。彼の率いるKバレエカンパニーによって、今月27日(金)から『マダム・バタフライ』の公演が始まる。よ... 2019.09.11 大正
大正 マルジマ・コロンブスと呼ばれた男 日本人はコロンブスが大好きだ。歴史教科書で大航海時代の幕を開けた人物として全国民が学んでいる。志摩スペイン村のコロンブス広場にはコロンブス像が建てられている。「コロンブスの卵」という慣用句は、最初に行うことの至難さという本来の意味ではなく、... 2019.04.21 大正
大正 民主主義の来し方行く末 我が国初の普通選挙では、投票率が80%あったという。ところが今やどうだ。平成29年の総選挙では53%まで下落している。教育が普及し情報化が進展すれば、政治への関心も高まるのかと思ったら、逆にどんどん無関心になっている。民主主義のパラドックス... 2019.03.29 大正
大正 誇りある外交交渉とは何か 鈴木、田中、福田、加藤、鳩山。この名字に共通することは? 答えは総理大臣が二人いることでした。このうち加藤首相は二人とも大正時代に活躍した。平成時代に“加藤の乱”をおこした加藤氏は、やがて首相になると誰もが思った実力派だった。今、自民党で総... 2019.02.19 大正
大正 リニア中央新幹線の源流 むかし品川駅近くに住んでいた頃、京急の赤い電車にはずいぶんお世話になった。飛行機で羽田空港に着いてから京急に乗った。川崎大師に10年に一度の「赤札」を求めてお参りしたことがあるが、その時も京急に乗った。本日は、京急の創業者のお話をしよう。岐... 2019.01.25 大正
大正 竜宮城は近代建築だった 絵にも描けない美しさという竜宮城。もちろん行ったことはないが、似たものなら見たことがある。亀を助けていないので連れてってもらえず、運賃を払って特急ハウステンボスに乗り、武雄温泉駅で降りた。武雄市武雄町大字武雄に「武雄温泉新館」がある。平成1... 2018.12.20 大正
大正 山で鍛えられた強靭な足腰 横綱日馬富士の暴行事件から貴乃花親方の引退騒動まで、最近の大相撲はトラブル続きの感があるが、ゴタゴタは今に始まったことではない。大正十二年(1923)1月には、東京相撲の力士たちが待遇改善を要求してストライキを起こした。三河島事件である。続... 2018.10.30 大正
大正 天井川の下を列車が走り 滋賀県の草津に「天井川(てんじょうがわ)」というお酒がある。もう少し洒落た名前にならないのかと思ったら、この地を流れる草津川は、天井川として全国的に有名なんだそうだ。地域の特色を表す銘柄だったのだ。ちなみに、このお酒を醸す古川酒造には「宗花... 2018.10.11 大正
大正 ラッキョウ汽車の走った鉄道 今春また一つ、鉄道路線がその役目を終える。JR西日本の三江線である。幾度も災害から復旧し、何度も利用促進のキャンペーンが行われたが、存続はかなわなかった。今も大雪のため三次・浜原間で運行が休止されているという。『地方消滅』という本が指摘した... 2018.02.13 大正
大正 祝・西条「日本の20世紀遺産20選」選定! 価(あたひ)なき 宝といふとも 一杯(ひとつき)の 濁れる酒に 豈(あに)まさめやも 345値がつかないくらいの宝であっても、一杯の酒にまさるものはないぞ!歴史上、無類の酒好きはいくらでもいるはずだが、その気持ちが記録に残ることは少ない。幸... 2017.12.24 大正