gyokuzan

室町

比類なき銘酒「天野酒」

酒の歴史は、お茶の歴史よりも長い。古来から現代に至るまで酒は、多くの詩を生み出してきた。大伴旅人や若山牧水の呑んだ酒がそうであった。大陸ではすでに、陶淵明が「歳月人を待たず」と詠じながら呑んでいた。まさに飲み物の王者である。河内長野市長野町...
源平

源平屋島電撃戦の前後

向かう先に立ちはだかる大きな壁。WCサッカーでは日本にとってベルギーが壁となったし、人生だって壁にぶつかることがある。つか、ぶつかってばかりだ。壁を越えて視界に入ったゴールほど、人のモチベーションを高めるものはない。ハンニバルはアルプスを越...
飛鳥

瀬戸内防衛システム(SDS)

大東亜戦争に敗北した近代日本は、帝国憲法を改正し「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と定めた。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」のである。絶対に負けることのない崇高な理念で、国を守...
江戸中期

封建時代へのあこがれ

地域のアイデンティティを何に求めるかは、地方創生の大きな課題である。「めがね」のまち鯖江のように特産品であったり、「砂丘」のまち鳥取のように自然であったり、「北斎」ゆかりのまち小布施のように人物であったり、はたまた「妖怪」のまち境港のように...
南北朝

三千の寵愛一身にあり

「悪女」という言葉を知ったのは、中島みゆきの歌が流行った頃だ。タイトルの割には明るい曲調だが、どこか切なく感じるのは「夜明け」を歌っているからだろう。当時は、夜遊びする女だから悪い、と単純な理解しかできなかったが、大人になるにつれ「歴史は夜...
平安

弘法大師の一番弟子

「瞑想していたんだ」と、居眠りじゃないことを強弁するが通用しない。居眠りはところかまわずしてしまうが、瞑想は明るすぎても暗すぎてもいけないそうだ。暗ければ要らぬことを考え、明るすぎては気が散ってしまう。本日は、瞑想法など真言密教の奥義を、弘...
江戸中期

ルソンに行って密貿易!?

総アクセス数がブログ開設以来、33万を突破しました。これもひとえにご覧いただいた皆さんのおかげと深く感謝いたしております。今後ともよろしくお願いいたします。鎖国とは幕府による貿易統制のことだが、こっそりと密貿易をした商人がいるとかいないとか...
南北朝

楠木正成のガンバリズム

楠木正成の銅像は、いくつあるのか。湊川公園、皇居外苑に続いて、三つ目の大楠公像を見つけた。戦前・戦中の時代には「忠臣の鑑」と称えられ、日本人の象徴的な存在であった。その像があるのは奥河内、南朝ゆかりの古刹である。河内長野市寺元の観心寺前に「...
南北朝

後村上天皇の自負と現実

岡山県の吉備高原に首都機能を移転してはどうか。近年、地質学者が提唱しているそうだ。なんでも、ここは大陸と同じ性質を持つ長期安定陸塊とのこと。ぜひとも、その方向で進めていただきたい。さあ、皇居はどこにするか。我が国の象徴だけに、やはり、ど真ん...
江戸前期

中国の水土は万邦に卓爾す

討入り前に大石内蔵助が打ち鳴らしたのは「山鹿流陣太鼓」だが、山鹿素行(やまがそこう)が太鼓の達人というわけではない。素行は儒学者であり兵学者であった。当時主流の朱子学を、「孔子に帰れ」との立場から批判して幕府の怒りを買い、播州赤穂に流されて...