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明治

喇叭手の故郷を訪ねて

国道313号を成羽に向かって走ると、対岸の中腹に「木口小平の生家」と示す看板が見えていたものだ。ああ、あの有名な兵士は、ここの生まれだったか。野山に遊んだ子ども時分には、やがて訪れる運命など想像すらできなかっただろう。ところが近年、どうも看...
室町

美作をめぐる山名氏VS赤松氏

国道482号は、京都府→兵庫県→鳥取県→岡山県→鳥取県→岡山県→鳥取県、と長い旅路の道である。国道9号とは趣を異にする山中の道で、酷道としても知られているようだ。鳥取県と岡山県の県境を4回も通過するが、その峠は東から辰己峠、人形峠、福本峠、...
戦国

備中東部に睨みを利かせた山城

備中に福山という標高300m超の山があり、美しい山容を遠くからでも視認できる。山上の城跡については以前の記事「名を重んずる者をこそ人とは申せ」でレポートした。ここで合戦が行われたのは、北側に位置する山陽道の通過を阻止するためであった。その福...
平安

古代山陽道の駅家二選

道の駅という便利な施設が各地にあり、旅行者が休憩したりお土産を買ったりと、思い出をつくっている。古代にも道の駅があったが、お偉いさんの公務で使われ、乗り継ぎ用の馬が飼育されていた。馬で書類や物資を運ぶ仕組みを駅伝制といい、東京箱根間でタスキ...
源平

変化する平家落人伝説

「隠れ里」とは、お客が少なくて時間と空間を独り占めできるような観光地のことだろう。もっとも「隠れ里」というPRそのものが、隠れるのに不向きなことを示している。本当の隠れ里は、グアム島にある横井さんの洞窟だったり、ルバング島にある小野田さんの...
江戸後期

江戸時代の官報掲示板

法令など政府からの情報発信は「官報」の発行により行われている。今の時代、ネット配信が当たり前に思えるが、国立印刷局などの掲示板にもアナログ掲示されるそうだ。官報の創刊は明治16年で、その前には東京日日新聞に政府の公式発表を掲載する欄があった...
戦前戦中

「道祖渓」という名称の由来

才児(さいちご)という珍しい地名が長野県(木曽郡上松町小川)と岡山県(井原市西江原町)にある。長野県は道祖神信仰がさかんだ。道祖神は「さいのかみ」とも呼ばれる。お寺には稚児行列という行事がある。これらのバラバラな情報はつながるのか、つながら...
明治

明治池のプロジェクトX

近くに溜池がないので、その有難みを知らない。私の地域で灌漑に必要なのは、一級河川から取り入れた用水である。これまで渇水で困ったことはない。逆に、床下浸水で困ったことなら二回ある。本日は明治に造られた溜池のレポートである。その名は「明治池」。...
鎌倉

受験の神様!那須与一

墓の名がバス停になっているのは全国的にも珍しいだろう。「那須与一の墓入口」と「那須一族公慕」である。「那須与一の墓入口」は北振バスの井原~美星支所線にある。平日は1日6本運行している。「那須一族公墓」は井原あいあいバスのぶどうの里線にあり、...
室町

松田氏の力量を示す無縫塔

備前の戦国は福岡合戦に始まる。城下町岡山以前、中世備前の中心は商都福岡であった。その繁栄は『一遍聖絵』に描かれている通りだ。ここを巡って争ったのは、大きく捉えれば山名氏VS赤松氏であるが、実際は松田氏VS浦上氏であった。権勢を誇ったこれらの...