gyokuzan

戦後

ここで日本の水と運命が分かれる

自民党総裁選に候補が乱立。いいじゃないですか、それほど人材が豊富だってことです。前回は鉄壁と呼ばれたガースー氏に、雪崩を打ったように支持が集まった。異論を抑え込みコロナ対策に辣腕を振るう強力なリーダーとして期待されたはずだった。しかし、官房...
安土桃山

春日局の三歳児神話

『春日局』は昭和最後にして平成最初の大河ドラマであった。しかし、まったく見ていない。そもそも興味がなかったのだが、それ以上に見る余裕が物理的にも精神的にもなかった。黒歴史を私は生きていた。春日局について認識するようになったのは、『江~姫たち...
奈良

条里制の痕跡を訪ねて

棚田ファンが全国にたくさんいることは知っている。美しい景観や棚田米をアピールして地域活性化に貢献している。同じ田んぼでも条里制のファンやマニアは聞いたことがない。歴史なら条里制のほうが古いのに。問題は景観だろう。棚田の景観は論を俟たないが、...
安土桃山

都鄙の面目、之に過ぐべからず

日本史上最大の謎と言われる本能寺の変。事実関係での争いはほとんどなく、学問的には大したことではない。邪馬台国の場所のほうがよほど大問題である。それでも本能寺がこれほどまでに人気なのは、光秀の動機が不可解だからだ。かつて動機は遺恨説が主流だっ...
戦前戦中

岡山県中山間地域棚田二選

美しい景観をつくろうという意図はなく、生活上の必要に迫られて努力してきたことが、結果的に美観として評価されている。棚田はその典型例だろう。評価してもらおうと仕事を頑張るのではなく、目の前の課題に一つ一つ真摯に向き合ってきた結果を認められたら...
奈良

鉱山で起きた奇跡の物語

2010年に南米チリの鉱山で落盤事故が発生したが、69日後に33名全員が救出されるという奇跡があった。仲間たちの名簿を作り、18日目に生存が確認されるまではわずかしかない食料を配給で分け合ってしのいだという。我が国でも大正15年に現在の福島...
江戸中期

名門土岐氏が領した棚田

土岐氏は美濃源氏の名族だったが、頼芸(よりのり)の代に没落する様子が大河『麒麟がくる』で描かれていた。演じたのは尾美としのりさん。人のいい文化人だったから悲劇的な最期を迎えることなく、子孫は旗本として続いたという。一族には近世大名となる者も...
奈良

駅を誘致した和気清麻呂

「我田引鉄」という揶揄の句があるように、鉄道の敷設と駅の設置に政治家が果たした役割は大きい。岐阜羽島駅は大野伴睦センセイ、上越新幹線の浦佐駅は田中角栄センセイのおかげだと、まことしやかに語られている。近年も獣医学部の設置に際して、首相とのお...
安土桃山

南蛮に消えた武将と幻の城

異才ダンス集団コンドルズのメンバー小林顕作さんは、Eテレのオフロスキー役のほか、大河『真田丸』で明石掃部を演じたことでも知られている。その明石掃部は大坂夏の陣で敗北し、討ち取られたとも逃げおおせたとも言われているが、このような話もある。17...
鎌倉

風呂で疲れをいやした瓦職人

「幸せとは何か」この崇高な問いに、「お風呂に入ること」と答えても何ら差し支えないし、むしろ共感する人が多いだろう。暑い夏に汗を洗い流す爽快感、寒い冬に冷えた体を温める抱擁感。風呂でなければ得られない幸福感がそこにあるのだ。土石流で被災した熱...