gyokuzan

神話

神功皇后が持ち帰った梅の木

赤ちゃんの誕生を喜ぶ歌はいつの時代も変わらない。万葉のむかしには山上憶良が「銀(しろかね)も金(くがね)も玉も何せむに」と子宝を授かった喜びを詠じた。現代なら平松愛理さんの「Dear My Baby」。恋でも愛でもない、駆け引きなしで許せる...
古墳

富沢谷の古墳に立ち寄り物見峠へ

富雄丸山古墳については日本最大の円墳として「円墳選手権大会東海代表」など本ブログでもたびたび触れている。この有名古墳で国宝級の大発見があったとのニュースが駆け巡った。今年1月25日のことだ。出土したのは異形の鏡と剣である。鏡は「鼉龍文盾形銅...
安土桃山

城下町用瀬を守った豊臣系武将

令和元年秋に鳥取市歴史博物館で「因幡×豊臣~豊臣政権と因幡の大名~」という秀逸な展覧会があった。因幡の大名といえば、中世なら山名氏、近世なら池田氏で、両者を結ぶ安土桃山期が豊臣系大名の時代である。軽く扱われがちだったこの時代にあえて着目した...
江戸後期

三角形の三角山は神の山

ブログ開設以来の総アクセス数が84万を突破しました。これもご覧いただきました皆様方のご厚情の賜物と心より御礼申し上げます。今後とも何卒変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。山容と山名は密接な関係にある。槍ヶ岳は尖っているし鋸岳はギ...
室町

仏像最強のパワースポット

仏様にはいろいろ種類があって、どなたがどんな方かさっぱり分からぬ。聞くところによれば、一番偉いのは如来で、菩薩、明王、天と続くそうだ。如来にも様々な方がいらっしゃるが、浄土系宗派は阿弥陀如来、真言系は大日如来、仏像としてけっこう人気なのは薬...
戦後

1.5mの険道をゆく

酷道とか険道という国道や県道とは思えないような道路があり、それを楽しむスリリングな趣味もある。快走するドライブがよいに決まっているが、人はなぜ酷く険しい道を走ろうとするのだろう。その日、私は地元の方が美しいという滝を見に行くため、進入したこ...
安土桃山

草も木もなびかせた戦国武将

武田氏と言えば信玄と勝頼。大河『どうする家康』では阿部寛さんと眞栄田郷敦さんが演じている。山梨県に足を踏み入れたことがないので、信玄父子の史跡を紹介することはできない。それでも以前の記事「旗本になった武田氏」で、信玄の弟信実の後裔を紹介した...
戦国

名族が築いた見事な山城

まだ『鎌倉殿』にこだわっているので話を始めるが、伊賀の方(のえ、菊池凛子演)は夫の義時に毒を盛った。んなわけねーだろと片付けられないのは、藤原定家『明月記』に記録されているからだ。安貞元年(1227)4月11日条には、承久の乱に与して潜伏後...
鎌倉

偉大な帝王の幻の旅路

今度合戦不起於叡慮、謀臣等所申行也、於今者、任申請可被宣下、於洛中不可及狼唳之由、可下知東士者、このたびの合戦は私の考えで起きたのではなく、はかりごとをめぐらす悪い奴らが言い出して実行したものだ。今においては、幕府の申し出に従い、宣旨をくだ...
安土桃山

秀吉の侵攻に抵抗したお殿さま

江戸時代になって書かれた軍記物は臨場感があって面白いのだが、必ずしも史実を反映させているわけでない。実際はどうなのかを一次史料で確認する必要がある。当事者が記録を残すことはあまりないが、筆まめな秀吉は戦況報告を国元やねねに送っており、史実の...