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江戸後期

武士の家計簿の史跡

映画『武士の家計簿』で堺雅人が好演するのは猪山直之、その父が中村雅俊演じる猪山信之、猪山家7代目である。映画で信之が何度も自慢げに話すのがこの門だ。文京区本郷七丁目に「赤門」がある。「赤門をくぐる」の比喩のように東大の象徴として有名だ。私は...
南北朝

後醍醐天皇の休石

日本史を語る上で天皇の存在は誠に大きいが、125代のほとんどは御簾の内に隠れて、どのようなお方かよく存じ上げない。しかし後醍醐天皇は違う。個性が際立っておりその個性が歴史を動かしているように思える。新見市千屋に「後醍醐天皇の休石」がある。国...
江戸前期

振袖火事に由来する町

誰が呼んだのか明暦の大火(振袖火事、1657年)、ローマ大火(64年〉、ロンドン大火(1666年)を世界三大大火という。振袖火事は死者10万余人ともいわれる史上類を見ない大火であり、出火要因として若死にした娘の振袖の因縁が怪談のように語り伝...
大正

お上の事には間違いはございますまいから

ようよう六歳になる末子(ばっし)の初五郎は、これも黙って役人の顔を見たが、「お前はどうじゃ、死ぬるのか」と問われて、活潑にかぶりを振った。書院の人々は覚えず、それを見てほほえんだ。この時佐佐が書院の敷居ぎわまで進み出て、「いち」と呼んだ。「...
戦後

サクランボのお供え

朝、食堂でスウプを一さじ、すっと吸ってお母さまが、「あ」と幽(かす)かな叫び声をお挙げになった。「髪の毛?」スウプに何か、イヤなものでも入っていたのかしら、と思った。「いいえ」お母さまは、何事も無かったように、またひらりと一さじ、スウプをお...
戦後

駄菓子屋天国

むかし、学校の近くには駄菓子屋があった。私の中学校の前には文房具やらチロルチョコやらいろいろ売っているUFOという店があり、よく行ったものだ。その店はしばらくしてなくなったが建物は残っていた。その建物も先日倒されてしまった。もっともコンビニ...
幕末

幕末の反英闘争

反英闘争というと英領植民地での出来事のようだが、今日は幕末日本の話である。アフリカであれ日本であれ、反英闘争とは、イギリスの帝国主義的圧力に対するその国のナショナリズムの発露である。港区高輪三丁目の東禅寺は「最初のイギリス公使宿館跡」である...
江戸中期

親に似た顔、自分に似た顔

人間の目鼻口の位置はそれほど変わらないのだから似ている人がいても不思議はない。あるいは、その人の表情やしぐさを自分や自分の身近な人に重ねてしまうこともあるだろう。川越市小仙波町一丁目の喜多院に「五百羅漢」がある。喜多院のウェブサイトには「川...
江戸前期

鳩を近付かせない方法

むかし、名字のトリビアを紹介した本を読んで、「小鳥遊」と書いて「たかなし」と読む珍しい姓があることを知った。鷹がいないから小鳥が遊べるというわけだが、今日紹介する話はその逆である。川越市小仙波町一丁目の「喜多院鐘楼門」は国指定重要文化財であ...
江戸前期

不思議の川越城

日本三大~と有名なものは3つにまとめたがる傾向があるが、不思議は7つ挙げられる。それだけ世の中には分からないことが多いのだろう。世界七不思議を筆頭に、不思議にはロマンがありミステリーがあって、みんな大好きだ。川越市郭町ニ丁目の川越市立博物館...