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安土桃山

毛利氏勝利に貢献した勝尾山

戦国のもののふは、鰹節を「勝男武士」と書いて験を担いだという。葦をヨシと読んだり、するめをアタリメと呼ぶのと同じ類だろうか。そう思って調べてみると、お刺身をお造り、河豚をフク、梨を有りの実と呼ぶのも同じだそうだ。本日訪れるのは「勝尾」、吉備...
安土桃山

毛利勢が奪取した備中の山城

山城の真価は登って初めて理解できる。本日紹介する忍山城の真下を吉備新線(岡山県道72号岡山賀陽線)の上高田トンネルが貫通しており、幾度となく通行していた。しかし、トンネルの上に城跡があるなど、想像すらできなかった。山深い場所だが、道路からの...
弥生以前

地球ダイナミクスと鬼の仕業

説明しがたいことを説明しようとして、鬼の仕業とする例はいくらでもある。突然やってくる自然災害やどこからともなく広がった流行り病。悪さをするのが定番だが、怪力を発揮するのも鬼ならではだ。総社市奥坂に「鬼の差し上げ岩」がある。この巨岩を組み立て...
南北朝

摩訶不思議な皇子の物語

草壁皇統という揺るぎなき嫡流がある。天武持統両天皇の愛息草壁皇子の子孫は、文武、聖武、孝謙、称徳と平城遷都から国家仏教を主導し、花咲誇る一時代を築いた。本日の主人公は文武の皇子で聖武の兄弟という血統を誇る。しかし、皇子は幼くして奇瑞を顕し、...
戦国

備中・備前は切り取り次第

大内氏、赤松氏、尼子氏、そして毛利氏と、周囲の名立たる大名が登場する山城がある。大名たちはこの城のどこに魅力を感じたのか。答えはすぐ隣の「鬼ノ城」にある。瀬戸内に侵入する敵の動向を把握し、中央へ速やかに伝達できる優れた眺望は、古代山城最大の...
平安

祝・智証大師円珍関係文書典籍「世界の記憶」登録!

今年5月24日、UNESCOが「智証大師円珍関係文書典籍ー日本・中国の文化交流史ー」を「Memory of the World(世界の記憶)」に登録することを決定した。円珍は第5代天台座主で、三井寺を本山とする天台寺門宗の祖である。いったい...
戦国

備中矢掛のランドマーク城

伽藍山は備中矢掛のランドマークである。山容はこんもりして美しく、山頂にクスノキの大木があって、遠くからでも視認できる。ということは、頂上からの眺めも好いはずだ。さっそく登ってみよう。岡山県小田郡矢掛町江良と里山田の境に「伽藍山城跡」がある。...
戦国

五重堀切で守る堅固な山城

山城の見どころは本来、敵の動きを察知する眺望であるはずだが、木々の生い茂った現状では期待できない。それでも敵の侵入を防ぐために築かれた防御施設は、いまでも痕跡を確認することができる。山の頂上を均し、尾根を断ち切り、斜面にさらに傾斜を加え、防...
南北朝

湯郷を守る知られざる山城

美作三湯とは湯郷、湯原、奥津の三名湯だが、観光客が一番多いのは湯郷温泉である。もちろん関係者の努力の賜物であろうが、高速道路から近いなどアクセスが良いことも見逃せない。大阪から2時間ほどで来ることができる。本日は湯郷を守る山城の探訪記である...
戦国

尼子氏の城、その名は尼ヶ城

尼子山トンネルの下り線が9月5日の火災事故により通行止めとなっているが、12月下旬には復旧するそうだ。トンネルの南に尼子山があり、頂上に城跡がある。その名から想像するとおり、山陰の雄尼子氏が播磨に進出した最盛期の名残りである。尼子氏は出雲が...