明治

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お正月にふさわしい歌

あけましておめでとうございます。本年も「紀行歴史遊学」をよろしくお願いいたします。毎年、元旦の記事では年の初めにふさわしい史跡を紹介しています。さて、今年は?国造は「くにのみやつこ」と読んで、大和朝廷下の地方豪族のことだと習った記憶がある。...
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人づくりは国づくり

24日、猪瀬直樹東京都知事が辞職した。猪瀬直樹氏といえば、「ミカドの肖像」「天皇の影法師」における切り口の鋭さを思い起こす。優れた著作で、天皇とは陛下個人にとどまらず、日本人の心性、メンタリティだということがよく分かる。このような才能の持ち...
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岐路に立つ経綸外交家

11月20日、岸田文雄外務大臣は、外務省を表敬訪問したキャロライン・ケネディ駐日大使に「ブリザーブド・フラワー」をプレゼントした。本物のバラを枯れないよう特殊加工したもので、花びらには日米国旗と大使の氏名がプリントされていたそうだ。中国や韓...
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島で考えた日中関係小史

このブログの最初の記事は、村の祖師堂にある日露戦勝記念の石鉢を取り上げた。村を挙げての祝祭ムードについてレポートした。幕末以来、我が国の人々は外国と接することを通して国家を意識するようになった。帝国主義の風潮に乗じて、対外武力行使をたびたび...
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戦時下で首都となった広島

文部科学省の方の計らいで、国会を見学させてもらったことがある。第一委員会室や食堂などをチラッと見ただけであったが、日本の命運を左右する決定がこの場で為されているのかと思うと、特別な空間のように感じた。国会は東京にあるものと思ったら、長い歴史...
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板垣死すとも自由は死せず

ほんの子どもの頃に百円札というのがあった。珍しいから仕舞っておいた。大人になってからのことだが、デパートの古銭市で百円札のピン札を百円玉と交換してくれるというので開店と同時に店に駆け込んだ。その百円札の髭の爺さんが板垣退助である。板垣といえ...
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内陸最大の地震に学ぶ

濃尾地震といえば、教科書か何かで見た根尾谷断層の衝撃的な写真を思い出す。あんなに地面というものはずれるものなのか。その衝撃たるや如何ばかりであったのか。想像すらしにくいのだが、大変な被害となったことだけは容易に理解できる。岐阜市槻谷に「岐阜...
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新宿とギリシャをつないだ文化人

『怪談』で有名な小泉八雲は外国から来た人で、もとはラフカディオ・ハーンという名前だとは知っていたが、どこの国の人かは考えたことがなかった。熊本や松江に旧居があることは知っているが行ったことはない。東京で八雲ゆかりの地を訪れたのは、東京メトロ...
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祖先への崇敬を小学生に語る

AKBなど各地にあるアイドルグループは48なのに、乃木坂は46とやや少なめなのが面白い。結成1年に満たない乃木坂46が、先行諸グループに対抗してどこまで人気を伸ばすのか注目したいところだ。その乃木坂は東京赤坂の乃木神社や旧乃木邸の近くにある...
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近代産業が生んだ南朝忠臣

瀬戸内に「日本のエーゲ海」と形容される場所があるが、多島美に燦々と降りそそぐ陽光が確かに似つかわしい。同様な形容に「東洋のマチュピチュ」がある。マチュピチュといえば、ペルーの山岳地帯にあってインカ帝国の遺跡として知られる天空の世界遺産である...