戦後 町指定文化財だったムクノキ 新日本名木100選(大阪市・読売新聞社)にムクノキは5本選定されており、岡山県からは「横川のムクノキ」が入選している。樹齢が長くて巨樹になりやすく、空洞化により異形の外観を呈するからか、「偉大な帝王の幻の旅路」や「宇那提の森はどこか」のよう... 2025.02.12 戦後
戦後 三国国境を訪ねて 根室市にある資料館で北緯50度にあった日露国境標石を見たことがある。日本側は菊の御紋、ロシア側は双頭の鷲がレリーフされた稀有な逸品である。今では陸上の国境がないから、この種のモニュメントはない。国内の旧国なら境界の痕跡を今も見ることができる... 2025.02.10 戦後
戦後 備作国境に位置する名瀑 伏流水は名水として湧出している。阿蘇山の白川水源、富士山の忍野八海、六甲山の灘の宮水はもちろん、蒜山の塩釜、旭川の雄町もそうだ。動かぬ大地の内部を生き物の循環器の如く地下水が流れている。その水を私たちは名水として重宝し、蔵元は酒造りに生かし... 2025.02.06 戦後
戦後 森に消えた「やまごん」 昭和のオカルトブームには、何が起きても不思議ではない雰囲気があった。テレビの前ではスプーンを指でこすり、夜道を歩いては宇宙人に出遭わないかと心配した。特に「3メートルの宇宙人」は恐怖だった。本ブログでも「可愛らしい!?ヒバゴン」「幽霊の正体... 2024.12.03 戦後
戦後 昭和まで県境だった国境 海に囲まれた我が国は、国境を身近に感じることがほとんどない。だが、国内には国境がたくさんある。旧国の境である。今も都道府県境に引き継がれていることが多いが、そうでないケースもある。歴史を振り返れば洋の東西を問わず、土地の境目が移動することは... 2024.11.18 戦後
戦後 祝・カーター元大統領百寿! 平成6年だったと思う。私は広島県北の町々に車を走らせていた。役場を巡って観光パンフレットをもらうためである。甲奴(こうぬ)町役場を訪れた時のこと。職員の方がたくさんの封筒を並べて忙しそうにしていた。なんだ?と思って見ていると、「カーター元大... 2024.10.01 戦後
戦後 神秘的な姿に動くこと能わず 滝の名としてはポピュラーな不動滝。その由来については「なぜ不動滝という滝名が多いのか」で紹介した。本日は養父市大屋町の滝を紹介するが、大屋町と言えば「天滝」である。道路脇に設置された説明板によると、そこまで大きな滝ではないらしい。行ってみる... 2024.09.18 戦後
戦後 水面に出現した富士とは 「よーうつってじゃが」「ほーかのー」とは岡山弁の会話で、「よくお似合いですね」「そうですかぁ(照)」という意味である。この似合うを「映る」と言うのは我が国古来からの用例であり、「気疎(けうと)し」を「きょーてー」と使い続ける岡山弁ならではの... 2024.06.27 戦後
戦後 落差五十メートルの段々瀑 及ばぬ鯉の滝登りというが、誰もが実感できるから慣用句になっているのだろう。私も時の流れに身を任せながら時運に遇うのを待っていたことがあるが、流るる水は砂を運ばず、吹く風は枝を鳴らさず、降る雨が土塊を砕くこともなかった。私の中の滝登りは叶うこ... 2024.05.26 戦後
戦後 世界最大規模の渦潮 うずまきナルトというキャラクター名は、ラーメンの具材に由来している。ラーメンにのるナルトは、ぐるぐる模様が鳴門の渦潮を思わせることによる。渦といえば「コリオリの力」を思い出す。台風が反時計回りになるというやつだ。具材のナルトには、渦の向きが... 2024.04.30 戦後