戦国 お父さんに負けた子の話 家具や姫と呼ばれた久美子社長が父に叛旗を翻して会社の抜本的改革に乗り出したものの、惨憺たる結果となり、会社は人手に渡ってしまった。ヤマダデンキの傘下のもと業績が回復しているというから、かぐや姫の心中いかばかりか。安来市広瀬町富田(とだ)に「... 2021.04.30 戦国
戦国 信は豚魚に及び、機は海鷗を見る 近世儒学を開いた巨人「藤原惺窩」の話をしよう。近世儒学といえば朱子学、朱子学といえば身分制社会を理論づけた…とイメージが芳しくない。それだから、藤原惺窩もガチガチの理論家で興味深い話など皆無だろう、と思っていた。ところが調べてみれば、さすが... 2020.10.08 戦国
戦国 国際貿易港長崎発祥の地 南蛮にはもともと差別的なニュアンスが強く含まれているが、長い歴史の中で窯変し、今やロマンあふれる言葉になっている。南蛮屏風に描かれた西洋との邂逅、火縄銃、キリシタン、カステラ、弥助と名付けられた黒人武士、そしてエリマキトカゲのような襟とボン... 2020.08.27 戦国
戦国 有元氏が威を振るった城館 「有元さん」は岡山県北の美作東部ではよく見かける名字で、多くの方が各方面で活躍していらっしゃる。かつてこの地域には、菅原道真の子孫と称する美作菅家党という武士団がいた。有元、広戸、福光、植月、原田、鷹取、江見の7氏は菅家七党と呼ばれ、有元氏... 2020.06.09 戦国
戦国 われ義心ここに極まれり 時流に乗って生き延びた者が勝者かもしれない。その代表は前田利家・利長父子だろう。信長、秀吉、家康と上手に渡り歩いて、日本一の大名となった。柴田勝家か羽柴秀吉か、石田三成か徳川家康か。現代の私たちなら迷いはないが、どう転ぶのか分からない当時の... 2020.05.21 戦国
戦国 ベンチャー社長、活躍社員をほめる 本ブログ開設以来の総アクセス数が54万を突破しました。これもひとえに皆様ごご愛顧の賜物と感謝し厚く御礼申し上げます。これからも一層の精進に励み、よりよい記事を提供できればと考えております。何卒宜しくお願い致します。大企業の進出に対して、中小... 2020.04.19 戦国
戦国 鉄砲による日本初の要人狙撃 歴史を動かした最大の暗殺事件は、サラエボ事件だろう。19歳の若者が第一次世界大戦の引き金を引いてしまったのだから。暗殺されたのはハプスブルク帝国のフランツ・フェルディナンド皇太子夫妻。犯人の名はガヴリロ・プリンツィプ。凶器はブローニング拳銃... 2020.04.10 戦国
戦国 消え去った戦国大名の対決 美作は戦国の草刈場である。周辺勢力が次々と侵入したおかげで争いには事欠かなかったのか、秀逸な山城が多く残る。本日は出雲の雄、尼子氏の勢力下にあった美作南部の城を紹介する。この地から出雲まではずいぶん距離があり、いま米子道で飛ばして行っても、... 2020.04.09 戦国
戦国 腐っていなかった高級魚 赤松氏の歴史は15世紀半ばを境に前後半に分けることができる。前半は守護大名として室町幕府という連合政権を支え、四職という高い家格を得た。嘉吉の変による衰退を経て、応仁の乱の頃には勢力を回復するものの、やがて家臣の浦上氏に実権を握られ、名ばか... 2020.03.27 戦国
戦国 ガードが堅い小さなご当地富士 各地にあるご当地富士のうち、富士山そっくり大賞は「蝦夷富士」の羊蹄山だそうだ。確かに画像検索でみられる山容は富士山と見まがうばかりだ。ポイントは傾斜角で、富士山が28度なのに対し羊蹄山は27度だという。さらに山頂部が少し平らに見えるのも条件... 2020.03.26 戦国