戦国 散り果てた姫御前 関東の雄・北条氏、東海の雄・今川氏、備前の雄・宇喜多氏、肥前の雄・龍造寺氏。いずれも一時は覇を唱えながらも勢力を維持できなかった武将たちである。しかし、彼らには先の見えない現代に生きる私たちの心を動かす何かがある。それは敗者だけが知っている... 2013.02.05 戦国
戦国 幻のキリシタン王国 安土桃山期から江戸初期にかけてのキリスト教の広まりや貿易の拡大には目を見張るものがある。私は考える。鎖国がなかったならば、日本は別の道を歩んでいたのではないか。近代はもっと早くに訪れたのではないか。宗教的寛容を有し貿易立国によって、その繁栄... 2012.05.27 戦国
戦国 相馬野馬追発祥の地 東北地方の夏祭りを見てみたい。青森ねぶた、秋田竿燈、仙台七夕と、知らないけれどもすごいパワーを感じる。「がんばろう東北」と声を掛けたいが、「あんたががんばれ」と言われそうだ。三大祭りの少し前に行われる相馬野馬追にも興味がある。理由は単純、カ... 2012.02.25 戦国
戦国 家督争いの果てに 室町幕府の管領を務めた畠山家の内訌はすごい。あの有名な応仁の乱を誘発し、その終結後も一向に終わる気配がなく、あの有名な山城国一揆で追い出される。そんなことでやめるわけがない。寝屋川市成田西町の成田山大阪別院に「畠山義豊の墓」がある。人名がた... 2010.12.08 戦国
戦国 策謀の犠牲となった若君 宇喜多直家は、城下町・岡山を開府したことから岡山での評価は悪くないのだが、全国的には手段を選ばぬ策謀家のイメージが強い。実際にそうした事例が目立つのだから仕方がない。今回も直家にとって不利な史跡の紹介である。岡山県和気郡和気町岩戸に「浦上与... 2010.12.03 戦国
戦国 浦上氏、つかの間の覇者 戦国大名がどのように評価されているかを測る指標にイベントの有無がある。播磨の名族・赤松氏には「白旗城まつり」がある。岡山の雄・宇喜多氏には「宇喜多秀家☆フェス」がある。宇喜多氏は下剋上の典型で、守護大名の赤松氏の実権を守護代の浦上氏が奪い、... 2010.12.01 戦国
戦国 島村蟹の居城 それにしてもヘイケガニの甲羅の模様はよくできている。これは伝説を生まずにはおかない。平家の怨念を表しているという。異名を「武文蟹(たけぶんがに)」ともいい、こちらは南朝の忠臣・秦武文(はたのたけぶん)の生まれ変わりだという。同様な命名で「島... 2010.11.27 戦国
戦国 堺幕府,一瞬の夢 「崩れ」という歴史用語がある。禁教時代でのキリシタンの摘発のほかに,戦国の世で総崩れとなって大敗を喫してしまう場合に用いられる。今日は,16世紀前期に管領を務めた細川高国,そしてその対抗勢力「堺幕府」,両者の争いに関する史跡を訪ねよう。尼崎... 2010.05.23 戦国
戦国 福岡地名由来の地 福岡県の福岡黒田ライオンズクラブが,岡山県の邑久ライオンズクラブと姉妹クラブとなっている。福岡はアジアとの結びつきの深い国際都市であるが,邑久はあまり知られていない。「おく」と読むのも難しい。調べてみると,この二つのLCは戦国時代の縁によっ... 2010.03.25 戦国
戦国 家を守った愚鈍な智将? 人は神仏に様々なお願い事をするが,家運隆昌は重要なテーマである。とりわけ前近代において御家第一だった頃には,自分の名誉がかかった人生の目標であっただろう。宇喜多家。戦国時代に台頭し,豊臣政権では五大老に数えられた大名家である。一気に戦国の雄... 2010.03.25 戦国