幕末

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鉄太郎決して忍ぶ事能はざる所なり

TPP参加12か国の首脳会合が先月18日、フィリピンのマニラで開かれ、安倍首相とオバマ大統領が固い握手を交わした。ここに至るまでに甘利大臣はどれほど苦労したことか。さっぱり動かない北方領土問題だが、来夏にプーチン大統領が来日するという。1~...
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新撰組最盛期の聖地

「生活の党と山本太郎となかまたち」という訳が分からぬ、いや、考えようによっては実に分かりやすい名前の政党がある。今回の安保騒動で、山本太郎氏は喪服で数珠を手に一人牛歩で採決に臨み、抵抗する姿勢を身を以て表現した。焼香のしぐさもしたようだが、...
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1500石のご領主さま

江戸時代は家格で役職が決まっていたから、優秀な人材を得られなかったのだろう。そう思っていたが、どうやら間違っていたようだ。現代の官僚のような熾烈な出世争いがあり、本人の才覚と運とで、けっこう上まで行く人がいた。戸川逵和(とがわみちとも)もそ...
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一年に一度は備蓄の確認

今月3日の報道によると、東京都は11月19日を「備蓄の日」と決めたそうだ。来たるべき首都直下地震への備えは万全を期しておきたいものだ。やがて来るとはいえ、いつ来るか分からないのだから、今すぐにでも準備しておいた方がよいだろう。それにしても、...
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千万人と雖も吾往かん

総アクセス数がついに、あと1アクセスで12万を突破します。これまでのご愛読に感謝いたします。今後とも史跡巡りに有益な情報提供をしてまいります。よろしくお願いします。人の評価は歴史が下すという。その政治的行動は成功すれば改革者として高く評価さ...
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近代を告げた手紙を訳す

先日、安土駅前の織田信長像をレポートした。そりゃそうだろう。安土といえば信長だ。駅前に像として立つのは、その町が誇りにしている人物である。本日は津山駅前の像に注目したい。ここでは城下町津山を開府した森忠政(蘭丸の弟)ではなく、幕末の洋学者が...
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日本茶輸出の先駆者

冷えた体には温かいお茶ほど有難いものはない。湯呑を冷えた手で包んで、ゆっくりといただく。心まで温もっていくようだ。茶の産地なら、牧之原、宇治、八女に行ったことがある。だが、お茶の史跡をレポートしたことはない。最近の記事は平将門ばかりなので、...
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太宰府で待った明治維新

「ミュンヘン一揆」は、1923年11月8~9日にヒトラーらが政権奪取を企図して起こしたクーデターである。失敗に終わった。だが、後にヒトラー政権が実現すると、一揆ゆかりのミュンヘン・オデオン広場は聖地と化していくのだ。ナチス政権の原点であると...
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母を救った至誠の人

安政二年十月二日亥の刻、西暦でいえば1855年11月11日午後10時、都市直下型地震が発生した。マグニチュードは6.9、震度6、死者は7千人以上と言われる。この種の地震は繰り返し発生しており、関東大震災もその一つだ。当然、今後発生する可能性...
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楽しい公園の中の人柱伝説

各地に伝わる人柱伝説。伝説はまことしやかに語られるのが常であるが、実際にはどうだったのだろう。事実として人柱に立った人がいたならば、これほど残酷で悲しい出来事はない。それとも、大工事に伴って発生した犠牲者を象徴的に語ったのだろうか。では、戦...